成田空港から北海道に行く際に、成田空港にあるANA ARRIVAL LOUNGEを利用しましたので、お伝えします。
基本情報
オープン時間
6:30~19:30
サービス内容
ファックス/コピー機/ブロードバンド無線LANサービス/プリントサービス/トイレ(多目的トイレあり)/シャワー/手荷物ロッカー/喫煙ルーム
ラウンジ入室基準
国際線到着時はANA便利用に限定され、さらに、エコノミークラスを利用した場合は、ANAマイレージクラブのプレミアムメンバーに限定されているのが特徴的です。国内線出発時のラウンジとして利用の場合は日本国内の他の空港の「ANA LOUNGE」と同一基準です。名前にARRIVALとなっていますが、国内線の到着時には利用できません。
国際線(ANAグループ便のみ)到着時
当日到着限定で利用できる方は以下の通りです。
ファーストクラスの利用者と同行者1名
ビジネスクラスを利用者本人
ダイヤモンドサービスメンバー
プラチナサービスメンバー
スーパーフライヤーズ会員
ANAミリオンマイラープログラム「Lounge Access Card」保持者
およびANAグループ運航国際線で当日到着の同行者1名
同行者が2名以上の場合、2人目以降はマイルやアップグレードポイント利用による入室はできません。
国内線出発時
同行者1名まで無料で入室可能な方
ダイヤモンドサービスメンバー
プラチナサービスメンバー
スーパーフライヤーズ会員
ANAミリオンマイラープログラム「Lounge Access Card」保持者
スターアライアンスゴールド会員
プレミアムクラス搭乗者
本人のみが無料で入室可能な方
ANAカードプレミアム保持者
ANA 「SUITE LOUNGE」ご利用券利用者
マイルやアップグレードポイントにより入室可能な方および同行者
ANA便名の国内線で出発の利用の際にマイルまたはANAアップグレードポイントで利用できる方は以下の通りです。カッコは利用にあたり費やすマイルまたはポイント数。
ブロンズサービスメンバー(1,000マイルまたは2アップグレードポイント)
ブロンズサービスメンバー同行者1名(2アップグレードポイント)
同行者が2名以上(最大4名)の場合の対応
ダイアモンド・プラチナ・スーパーフライヤーズ会員は2人目から1人あたり2,000マイルまたは2アップグレードポイントで利用できます。
ブロンズ会員の場合は2人目から1人あたり2アップグレードポイントで利用できます。
ANAミリオンマイラープログラム「Lounge Access Card」保持者は2人目から1人あたり2,000マイルで利用できます。
プレミアムクラス利用者、スターアライアンス会員は同行者が2名以上の場合、2人目は利用できません。
プレミアムメンバーの特典利用者の登録済みの方
2アップグレードポイントで利用できます。
場所
ターミナル1の南ウィングの到着階にあります。鉄道の成田空港駅からアクセスする場合は、国際線側ではなく、国内線側の地下道のような通路を通り抜け、エスカレーターを上がり到着フロアに上り、一番端(東側)にあります。
国内では珍しく、手荷物検査場の手前にあり、搭乗の際はラウンジを出てすぐにあるエスカレーターを昇り、手荷物検査場に向かいます。夕方は国内線の便が集中するため、割と混雑しますが、プレミアムメンバー向けのGOLD TRACKもありますので、比較的スムースにゲート(バスラウンジ)に進むことができます。
毒吐レポート
ラウンジ全景
出発フロアにあるラウンジと比較すると大きくはありませんが、地方の空港にある
ANA LOUNGEよりは大きく、座席数もかなりあります。チェア席とソファ席があり、混雑していても着席はできます。座席間の間隔はSUITE LOUNGEと比較すると近いですが、座席数が多いためか、隣席が空く機会が多く、地方の空港の出発前のような混雑はありません。
デザイン
ANA LOUNGEは全体的に、白と黒を基調としたシンプルながらも高級感がある雰囲気ですが、ARRIVAL LOUNGEはどちらかというとスカンジナビアの国々にあるようなライトでスタイリッシュな雰囲気があります。天井の照明もユニークです。
デスク席
パソコンでの作業に向いたカウンターデスクブースもあります。混雑しており、パソコンを開いて仕事なのか遊びなのかわかりませんが、結構作業をしている人がいます。
電源・Wi-Fi
ソファ席とデスク席には日本型のコンセントがついています。Wi-Fiについては、他のラウンジと同じくNTT-BPのプラットフォームを利用した無料のアクセスが完備されています。
雑誌、新聞
国際線到着ラウンジを兼用しているためか、英字の新聞、雑誌が豊富にあります。ここでも雑誌は整然としており、スタッフがまめに整頓しているのか、デジタルの波が押し寄せているのか分かりませんが、使用感が少なくきれいであります。
複合機
コニカミノルタ製の複合機が1台あります。帰国後や日本国内出発時にはあまり印刷するものはないと思いますが、仕事で急いでいるときなどは役に立つと思います。
トイレ
トイレについてはラウンジ内にあります。ウォッシュレットは日本式のタイプです。シャワールームもあります。到着後にシャワーを浴びて帰宅または出社するのには最適だと思います。シャワーを利用するには、受付カウンターで受付をすることとなり、待つ場合はフードコートにあるような呼び出しバイブを渡されます。
シャワールーム
シャワールームはかなり広く、トイレもあります。青を基調とした優しい模様のタイル張りです。シャワーヘッドはレインタイプとホースタイプがあります。アメニティは充実しています。
混雑時は20分ですが、空いている場合、30分くらいでも何も言われません。扇風機もあり、シャワーで熱くなった体を冷ますこともできます。
荷物ロッカー
受付カウンターに近い、電話ブースの横にあります。スーツーケースをワイヤーで施錠することが可能なほか、ダイヤル式ロックのロッカーもあります。調整中が多いのが目立ちますが、利用している人はいないようでした。
食事
フード
ARRIVAL LOUNGEの一番の特徴は食事と言っても過言ではありません。国内線のラウンジは基本的にあられやクッキー程度ですが、当ラウンジは国内線SUITE LOUNGE級の食事がそろっています。おにぎりは海苔巻おにぎりのほか、焼きおにぎりもあります。このほか、出国後のラウンジにもある小さめののサンドイッチもあります。人気なのかほとんど残っていませんでしたが、撮影後に補充をしていました。このほか、あられやクッキー、飴などがあります。焼きおにぎりとサンドイッチは人気なのかすぐになくなっていました。
ドリンク
ソフトドリンクでは、ネットカフェのドリンクバーのようなマシンがあるほか、ドリップコーヒーマシンがあります。エスプレッソ系のマシンはありませんでした。
アルコールについては、一番搾りのビールサーバーがあるほか、焼酎とウィスキーがあります。ワインや日本酒はありません。
スタッフの対応
手荷物検査前にあるラウンジのため、手荷物検査場の混雑状況を把握してなのか、早めにゲートへ行くことを促すアナウンスが多く、良いと思います。また、スタッフがまめに巡回しており、ラウンジが雑然としないようにしていました。
食レポ
ビールと炭水化物多めのメニューをいただきました。ラウンジを利用した日は朝からブログを書くのに手間取り、昼食を食べる暇なく成田に着いたため、結構食べてしまいました。この日は弾丸・新千歳往復でしたので、食べたものはANA提供のものだけになってしまいました。
最後に
ラウンジを出た後に、手荷物検査があるのは時間を気にする必要がありますが、当ラウンジから手荷物検査を抜けてバスラウンジまで歩く距離が少なく、羽田空港や那覇空港よりもゲートまで歩数は少なくて済みます。
一方で、国内線はほとんど沖止めなのでバスで移動のうえ、タラップを昇るなど飛行機好きでなければ、少し面倒かもしれません。そして、夕方の成田空港は離着陸で混雑するため、新千歳まで実質飛行している時間は1時間ぐらいですが、ドアが閉まってから離陸するまで30分以上もかかりました。
天気も良くなく雨で視界も悪く景色も楽しめず、都内からですと成田空港は遠いのも相まって、億劫に感じました。しかし、ラウンジに関しては、ANA LOUNGEよりも食事や設備の面で良く、国内線でも成田を利用するのは悪くないと感じました。