弾丸トラベルは怖くない!

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ようやくブロンズ到達!ANA新システム攻略とダイヤモンド防衛戦略

2026年も気がつけば5月下旬。新緑の季節が過ぎ、間もなく梅雨の足音が聞こえてきそうなこの時期に、ようやく私の元にひとつの区切りが訪れました。

プレミアムポイント(PP)、30,543 PP。

そう、ANAマイレージクラブにおける最初の通過点であり、人によっては「ただの通過点」と一蹴されるであろう、「ブロンズステータス」への到達です。

ぶっちゃけて言いましょう。「5月で3万PP」は、狂ったように飛び回るガチの修行僧界隈から見れば、呆れるほどに遅いペースです。1月中に10万PPを解脱して「ダイヤモンド防衛完了!」とドヤ顔を決める猛者たちがタイムラインを埋め尽くす中、私が今年のカレンダーの中で飛行機に乗ったのは「1月」と「5月」の2ヶ月だけ。間の3ヶ月間は、まるで翼をマイルに奪われた鳥のように、地上でじっと息を潜めていました。

しかし、ここからが本番です。
目標は「来月末(6月末)までにプラチナ(50,000 PP)解脱」。そしてその先には、ANAの呪縛、ひいては日本の国内線という狭い箱庭から飛び出し、世界中のスターアライアンス便を巻き込んだ「真の弾丸トラベル」という極上の妄想が控えています。

今回は、2026年現在の狂った航空事情、JALに追随したANA国内線新システムとの悪戦苦闘、そしてアップグレードポイントの消失がもたらした「ロス」の真実、あるいは「呪縛からの解放」について、その脳内戦略を書き留めてみました。

2026年1月・5月だけで積算した3万PPの実績

まずは、この1月と5月のスポット参戦だけで積み上げてようやくブロンズ到達であります。宮古・那覇を国内線では距離を稼ぐところでした。さらに5月に入ると新システムに翻弄されながらも掴み取った30,543 PPのログは以下のとおりです。

ご覧の通り、基本は「羽田-那覇(OKA)」「羽田-宮古(MMY)」のルート、そして変則的な「宮古-那覇」の三角飛び(あるいは数珠繋ぎ)です。

フライト実績・PP獲得
便名 内容(区間) クラス 運賃種別 加算マイル ボーナス 合計マイル プレミアムポイント
NH 0474 沖縄-東京(羽田) A 株主優待割引(搭乗後回収型) 1,279 1,662 2,941 2,958
NH 1728 宮古-沖縄 A 株主優待割引(搭乗後回収型) 230 299 529 860
NH 0087 東京(羽田)-宮古 A 株主優待割引(搭乗後回収型) 1,505 1,957 3,462 3,410
NH 1134 沖縄-東京(羽田) D プレミアム株主優待割引運賃 1,230 1,599 2,829 2,860
NH 1097 東京(羽田)-沖縄 D プレミアム株主優待割引運賃 1,230 1,599 2,829 2,860
NH 0473 東京(羽田)-沖縄 S 株主優待割引運賃 1,230 1,599 2,829 2,860
NH 0472 沖縄-東京(羽田) D プレミアム株主優待割引運賃 1,230 1,599 2,829 2,860
NH 0476 沖縄-東京(羽田) D プレミアム株主優待割引運賃 1,230 1,599 2,829 2,860
NH 0087 東京(羽田)-宮古 D プレミアム株主優待割引運賃 1,447 1,881 3,328 3,295
NH 0476 沖縄-東京(羽田) D プレミアム株主優待割引運賃 1,230 1,599 2,829 2,860
NH 0473 東京(羽田)-沖縄 D プレミアム株主優待割引運賃 1,230 1,599 2,829 2,860

💡 ブロンズ到達トータル

  • 総獲得マイル数: 30,494 マイル
  • 総プレミアムポイント: 30,543 PP

運賃種別を見ていただければ分かる通り、かつてのように「プレミアム特割」や「プレミアム旅割」で思考停止して乗っていればよかった時代は今後も続くかわかりませんが、、やはり「株主優待割引」および「プレミアム株主優待割引」であります。

1月と5月しか乗っていないにもかかわらず、乗る時は一撃でプレミアムクラスを連発してPPを強引に引き上げる。これぞ、時間が限られた修行僧が打てる、最も効率的(だと自分に言い聞かせている)なスポット攻略です。これでひとまず、画面の表示は「ブロンズ」へと色を変えることになります。

なぜ「5月で3万PP」は遅いのか?空白の3ヶ月の真実

「それにしても遅いじゃないか」という声が聞こえてきそうです。
ミリオンマイラーであり、長年ダイヤモンドの鎧をまとってきた人間が、5月も終わろうという段階でまだ3万PP。例年なら、とっくにプラチナの防衛ラインなど通過している時期です。理由としては、2026年現在の国際線を取り巻く「三重苦」にあります。

三重苦その①:凄まじい「混雑」とインバウンドの壁

今、日本の主要空港(羽田・成田・関西)は、記録的な円安の追い風を受けたインバウンド(訪日外国人)で文字通り溢れかえっています。保安検査場は大行列、ラウンジは席を探すのも一苦労。そして何より、国際線のシートが「日本人が修行で気軽にポチれる価格と空席状況」ではなくなってしまっているのです。

三重苦その②:高止まりを続ける「燃油サーチャージ」

一時期のピークからは多少落ち着いたとはいえ、原油高と円安のダブルパンチによる燃油サーチャージの重みは、我々個人の修行僧の財布を確実に蝕みます。チケット代と同等、あるいはそれ以上の燃油代を請求される画面を見るたびに、決済ボタンを押す指が震えるのは私だけではないはずです。まあ、海外発券で回避できる場所もありますが、入国関係の手続きなど結構、面倒なところもあり、国内に流れてしまいます。

三重苦その③:行ける場所が「限定的」という現実

ウクライナ情勢の長期化による欧州線の迂回ルート(飛行時間の増加とそれに伴うコスト増・機材繰りの悪化)、さらには中東情勢の緊迫化。世界地図を広げた時に、かつてのように「ちょっと週末にシンガポール(SIN)タッチ」「弾丸でヨーロッパ往復」と言って、安全かつ安価にルートを組める選択肢が劇的に狭まっています。

「国際線が使えないなら、国内線で稼ぐしかない」

そう決意して日本の空を見上げた私を待っていたのが、国内線の新システムであります。国内線まで苦悩しないといけないのか思ってしまいました。

 JALに遅れること数年、ANAもまた国内線の予約・運賃システムを刷新しました。これが我々修行僧にとって、どれほどの頭痛の種になっているかは、今まさに画面に向かって空席照会をしているあなたなら痛いほど分かるでしょう。

「直行便より、乗り継げばのほうがPPは少しながら多い」という妙薬

新システムになり、直行便の運賃が需要予測によって細かく乱高下するようになりました。特に週末の羽田-那覇線などは、一般席(普通席)であっても目玉が飛び出るような強気の価格が設定されていることが珍しくありません。

しかし面白いことに、この新システムはなぜか「乗り継ぎ」を猛烈に魅力的な選択肢へと変貌させてくれるのです。ANAがあえて国内線の需要を喚起させるために、我々を多くのフライトに搭乗させようと仕組んでいるのか、その真意は定かではありません。ただ、ファーストインプレッションとして「乗り継ぎルート」が強烈に輝いて見えるのは事実です。

例えば、羽田から宮古へ直接行くのではなく、あえて「羽田-那覇-宮古」と刻んでみる。あるいは大阪(伊丹・関西)発着に目を向ければ、今や宮古への直行便がなくなったため那覇乗り継ぎが必然のルートとなっていますが、これが逆に絶好のスパイスになります。

一見、遠回りで時間がかかるだけの愚行に見えるこの「変態ルーティング」。しかし、新システムのアルゴリズムの隙間を巧妙に突くと、直行便と総額がほぼ同等、あるいはそれ以下というケースが平然と転がっているのです。それでいて「乗り継ぎによる搭乗回数増」と「区間マイルの加算」が乗っかってくるわけですから、結果としてPP単価が劇的に改善するケースが存在します。

しかし、これが一筋縄ではいきません。

  • 乗り継ぎ時間がシビアすぎると、1区間目の遅延ですべてが崩壊するリスク
  • プレミアムクラスへのアップグレード枠が、区間ごとに細切れになってしまい連動しない問題
  • スマホアプリ(ANAアプリ)のUIが変わり、直感的な変態ルートの複数都市検索がやりづらくなったストレス

プレミアム株優で買うとアップグレードには悩まなくて良いですが、最近は新システム「悪戦苦闘」という言葉がふさわしい日々でもあります。

夜な夜なPCの前で、羽田発の時刻表と睨み合いです。10代の頃にJR時刻表をめくった時のような全能感と、現代のITシステムへの怒りが交互に押し寄せる感覚。そうした楽しみでようやく11レグであります。

来月末(6月末)までに5万PP(プラチナ)まで持っていく

遅れを取り戻すべく、ここから一気にスロットルを全開にしたいところです。猶予はあと1ヶ月。「来月末までにプラチナ(50,000 PP)へ到達する」。これは単なるマイルストーンではなく、私の2026年修行計画における最大のデッドラインとなります。

なぜそこまで急ぐのか。理由は明確です。5万PPに到達した瞬間、ANA便という名の「呪縛」から完全に解放されるからに他なりません。

ダイヤモンド到達の基準は10万PPですが、そのうち5万PPは「ANAグループ運航便」であることが必須条件となっています。ただ、これまでの私であれば、公式ルールのさらに上を行く「10万PPのうち、ANA便で8万PP以上搭乗する」という目に見えない鉄則を自らに課していました。すべては、翌年度のアップグレードポイント(UGP)を最大化させるための選択です。

しかし、ANAがステータス特典としてのアップグレードポイント付与を事実上なくしてしまった今、その見えない鉄則は、奇しくも跡形もなく消え去りました。UGPが消滅した瞬間、私の脳内にはまったく新しい感情が芽生えたのです。

「あれ? アップグレードポイントがないってことは、もう無理にANAばかり乗る必要なくないか?」

これまでは、手元にあるUGPを「使わなければ損だ」という貧乏性が働き、航空券を探す時は常にANA一択、ルートもANAの就航地だけに縛られていました。しかし、ポイントという餌が「0」になった今、私を縛り付けていた強固な檻は木っ端微塵に砕け散りました。

国内線新システムと悪戦苦闘しながらも、来月末までにプラチナ(5万PP)の防衛ラインさえ超えてしまえば、その後の5万PP(合計10万PP・ダイヤモンドへの道)を目指す後半戦は、もはやANAである必要は全くないのです。

後半戦の戦略:スターアライアンス便で目指す「海外発券」

5万PPを超えた瞬間、「第二章」へと突入とも言えます。ターゲットは、ANA以外のスターアライアンス加盟航空会社です。

  • シンガポール航空(SQ)の洗練されたサービス
  • エバー航空(BR)の抜群のビジネスクラスと、台北(TPE)経由の絶妙な東南アジア路線
  • タイ国際航空(TG)のバンコク(BKK)発着のダイナミックなルーティング
  • あるいは、北米・欧州をカバーするユナイテッド航空(UA)やルフトハンザ(LH)

これら他社便を「マイル積算率の高い運賃クラス」で予約し、複雑に組み合わせる。特に、日本発着ではなく海外を起点としてチケットをループさせる「海外発券(外発券)」のテクニックを駆使すれば、ANA国内線の新システムで消耗するよりも、遥かにドラマチックでPP効率の良いルートが構築できる――。

と言いたいところですが、2026年現在のシビアな航空券価格とPP単価の実情を鑑みれば、実際に白羽の矢が立つのはエジプト航空(MS)やエアインディア(AI)、あるいはLOTポーランド航空(LO)といった、一癖も二癖もあるキャリアたちになり得るでしょう。キラキラした最新鋭ビジネスクラスの誘惑とは一線を画す、実に泥臭く、実利に満ちた選択肢です。

しかし、マイラーとしての血が再び騒ぎ出すのはここからです。
まあ、そうした一見渋いキャリアたちこそ、私がまだ足を踏み入れたことのない国々へダイレクトに翼を伸ばしているもの。ここ最近、遅々として進んでいなかった「生涯100カ国訪問」という壮大なマイルストーンに向けて、プレミアムポイントの積み上げと未踏の訪問国拡大を同時に叶えてくれる起爆剤になるかもしれません。

ANAという強固な縛りから解放された瞬間、目の前の世界地図が再び、圧倒的な色鮮やかさで蘇ったような気がしています。

今年も「救済ダイヤ」は使わない

ご存知の方もいるかもしれませんが、近年の航空業界の混乱やステータス保持者の動向を踏まえ、航空会社側が既存の最上位会員に対して、通常よりも緩い基準や特別な申請でステータスを延長する、いわゆる「救済措置(救済ダイヤ)」が行われることがあります。ホテル界隈でよく言われる、前年の実績に応じて段階的にランクを下げてくれる「ソフトランディング」のような救済の甘い蜜が、私の前にもちらつくかもしれません。

しかし、かなり遅いペースとはいえ、すでに手元には3万PPを超えた実績があります。ここで引き返すことこそ、それまでに費やした時間と情熱の最大の無駄遣い。こうなれば、四の五の言わずに10万PP、すなわち「本物のダイヤモンド」まで走り続けることになりそうです。

5月で3万PP。呆れるほどに遅すぎるスタートです。JALを追いかけたANA国内線の新システムには、今でも予約画面を開くたびに毎日悪態をついています。

それでも、あと2万PP。ここからは無駄な宿泊費すら一切費やすことなく、日帰り弾丸の力技だけで一気に5万PP(プラチナ)の防衛ラインに到達してみせます。そしてその先は、ようやくANAの呪縛から解き放たれ、まだ見ぬ異国の空へとダイレクトに飛翔する。そんな未来を想像すると、やはりマイラーとしての胸の高鳴りを抑えきれないのです。

最後に

2026年のマイル修行は、これまでの経験則が通用しない、過去最高レベルの難易度だと実感しています。
円安、燃油高、大混雑という国際線の三重苦に加え、国内線新システムのアルゴリズムに翻弄される日々。普通なら心が折れてもおかしくない状況です。

まずは来月末、宿泊費すらケチる日帰り弾丸の力技で、一気に5万PP(プラチナ)の防衛ラインを突破します。

そしてその先に待つのは、エジプト航空やエアインディア、LOTポーランド航空といった一癖ある翼を駆使した、前人未到の「生涯100カ国訪問」への旅路かもしれません。

「THE Room FX」も今年の目標であり、あと2年くらいは正規ダイヤを目指してみたいところです。

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