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ANA国際線マイル 提携航空会社特典の日本国内線の利用便制限は改悪なのか

ANAマイレージクラブの利用条件が大きく変わりますが、その中でも利用者によっては大きな影響が受ける条件がありそうなので考察してみました。

提携航空会社特典の日本国内線の利用の変更について

提携航空会社特典の変更は2025年6月24日より大きく変わりますが、今回取り上げる国内線の利用できる便に制限が出るのは約1年後の2026年5月19日搭乗分からとなっています。

内容としては以下のとおりです。

日本国内線への乗り継ぎはANA運航便(ANAウィングス含む)のみ利用となり、日本国内で提携航空会社が運航するコードシェア便は利用できなくなります。
日本国内でANAとのコードシェア便をしているキャリア

AIRDO

IBEXエアラインズ

オリエンタルエアブリッジ

ソラシドエア

スターフライヤー

日本エアコミューター

天草エアライン

ANA自社で運航する国際線のみを利用する国際特典航空券での国内線乗継便については、IBEXエアラインズを除いた他の提携航空会社のコードシェア便は利用できるので、そっちの方はこれまでとほぼ変わらないようです。

これまで当たり前のようにANA便名で利用していた路線も多く、影響が大きいと思われますが、そのあたりを考えてみます。

影響について

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利用者からみての影響度と主な該当する都市は以下のとおりです。

影響度6  ANA運航なし、提携国際線なし

帯広、女満別、北九州

影響度5  ANA運航なし、提携国際線あり

旭川

影響度4  ANA運航<提携国内線、提携国際線なし

五島福江

影響度3  ANA運航=提携国内線、提携国際線なし

鹿児島

影響度2  ANA運航<提携国内線、提携国際線あり

宮崎

影響度1  ANA運航=提携国内線、提携国際線あり

大分、熊本

上記はあくまで、有無で組み合わせたグレードなので実態はそうならいない方が高いです。例えば、北九州であれば、福岡空港まで地上移動すればアシアナ航空、エバー航空、シンガポール航空などがあるのでそんなに影響はないでしょう。

帯広についても南千歳まで特急やバスで行けば、スターアライアンス便があります。女満別が一番影響はありますが、紋別空港に行くと言う選択肢があります。ただ、帯広や網走・北見からどれだけ、スターアライアンス特典航空券を利用する人がいるのかと考えてします。

旭川についても鉄道は札幌で乗り換えがありますが、新千歳は地上交通でアクセスできます。

意外と影響が大きいのは宮崎ではないでしょうか。アシアナ航空で直接海外に行けるとは言え、かなり細いです。そして、ソラシドエア比率が高く、羽田依存が大きいところであります。かと言って他の移動手段となる福岡までは遠いので、影響は結構あるかもしれません。

新千歳や福岡空港を国際線利用として記載していますが、そうした空港からのスターアライアンス提携特典航空券の空席枠がどれだけあるのかと考えると結局はほぼ羽田からANA便を利用することとなり、その際はADOやSNAは利用できるのでそちらの方が便利と言えます。

そもそも、上記空港から東京や関西からスターアライアンス便を利用の際にSNAやADOを利用する人はかなり少なく、マイルで海外に行くと言う人がそもそも少ないと言えます。

逆に利用できる権利を最大限、行使するようなマイラー塞ぎとも言えます。

改悪と言われることを何故するのか

では、なぜ、こうした改悪と揶揄されるようなことをなぜするのか考えてみました。それは新システムへの国内線の統合にあわせて完全切り替えとなるのが大きいと思われます。

アマデウス社の簡単に言うとクラウドサービスを利用して、これまでのような設備投資と言うよりはクラウドを利用した搭乗客に応じた変動コストを負担する形となります。サブスク課金であり、先述のように基本は使った分だけの支払いなのですが、色々な機能を利用するにはオプション料が固定コストと発生するからと思われます。例えば、世界一周航空券も対応できますが、年間固定で1億円いただきます。日本国内でコードシェア便を組み合わせることはできますが、1社当たり年間固定で1億円いただきますとなるとコスパを考えることとなります。

また、日本に住んでいるとその観点から物事を見て、地方切りとか考えてしまいますが、事業として考えると人口が減り、所得が増えない地方のことを無視するわけではありませんが、それ以上にインバウンドで入ってくる外国人を地方に送客する方が効果はあると言えます。一度きりのインバウンドは圧倒的と言えますが、SNSで拡散すれば次の一見さんも来ることも考えられ、廻していくことで何もしないよりは活路はありそうです。

そして、アマデウスを利用している海外キャリアとの連携やアマデウスが提供するソリューションにコストを投入すれば、インバウンドだけでなく国内利用者にもメリットが出てくるかもしれません。

ANA国際線を利用すれば、国内線ではこれまでとほぼ同じコードシェアは利用できますし、影響があるマイナーな利用者にも受け皿はあると言えます。

最後に

今回の利用便制限の話は局所で見ると改悪と言え、少数と言えどもそれを当たり前に利用していた人からすると不便極まりないと言えますが、受け皿もあるわけであり、変わることによるメリットをどこかで享受するタイミングもあるかもしれません。

よく地方のデパートが廃業するニュースのインタビューでは「さびしいですね。子供の頃はよく行ったのに」とよく耳にするのですが、今は行っていないと言う事でもあります。

また、うなぎの秘伝のたれは創業から継ぎ足し継ぎ足しと言うのも良く耳にしますが、これは伝統なのかイノベーションなのかみたいなところかもしれません。

そんなことを書きつつ、自分はどうなんだと考え込んでしまいました。

以上

1日前の記事は大きな間違えがあったので更新しました。下のリンクから

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1年前に予想した過去したことが的中

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