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ANAのクアラルンプール発券ビジネスクラスはプレミアムエコノミーよりも予約しやすい理由

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ANAクアラルンプール発券のビジネスクラス往復について考えてみました。

安定の運賃

クアラルンプール発券のビジネスクラス東京往復の予約クラスでもっともお得なのがZクラスであり、積算率は125%、搭乗ポイントは400ポイント付与されます。片道あたりのプレミアムポイントは6,658PPとなります。運賃については、燃油サーチャージにより、多少前後しますが、往復で15万円前後です。PP単価はおよそ11.26円/PPとなります。

一方で、クアラルンプール発券のプレミアムエコノミー東京往復の予約クラスでもっともお得なのがEクラスであり、積算率は100%、搭乗ポイントは400ポイント付与されます。片道あたりのプレミアムポイントは5,407PPとなります。運賃については、燃油サーチャージにより、多少前後しますが、運賃についてはおよそ8.1万円前後です。PP単価は7.50円/PPと驚異的な単価でかつ一気にプレミアムポイントも積算されます。

ビジネスクラス

ビジネスクラス運賃カレンダー

プレミアムエコノミー

プレミアムエコノミーカレンダー運賃

しかしながら、足元の2カ月で運賃を比較してみると週末やお盆期間についてはプレミアムエコノミーの運賃は10.2万円とPP単価が上昇してしまいます。プレミアムエコノミーのボラティリティが激しいと言えます。 

プレミアムエコノミーの運賃の変動幅が大きい理由

プレミアムエコノミーの運賃の変動幅が大きい理由は、大きく分けると3つあります。1点目は運賃にあります。往復8万円であり、お金の持ち出しが少ない点があり、前述の通り、PP単価はとても効率的です。

2点目は座席数です。東京とクアラルンプール間は1日2往復しており、機材はボーイング787-9型機です。各クラスの座席数は下記の通りです。

ビジネスクラス    48席/40席

プレミアムエコノミー 21席/14席

シートマップ

ビジネスクラスの方が圧倒的に座席数は多く、1日あたりの同路線における最大座席数は54席も違います。これだけ差があるとビジネスクラスの方が間際でも予約・発券しやすく、思い立ってマイル修行をすることができます。

3点目は、上級会員の存在です。上級会員になるとアップグレードポイントが付与されます。マイルと異なり、使途が限定されており、アップグレードに利用するのが一番効果的であり、安いプレミアムエコノミーで購入して、アップグレードする方法が上級会員にとっては、快適で経済的な方法であります。一方で、ANA側としては有償でビジネスクラスを出発直前まで埋めたいと考えているので、ビジネスクラスの席が埋まっていない場合は、安い運賃で購入できるようにし、それでも埋まらない場合は上級会員のロイヤリティを高めるため、アップグレードをかけ、さらに、エコノミーで購入した上級会員に空いたプレミアムエコノミーを提供する構図があり、座席数からもプレミアムエコノミーの購入が難しくなります。最近導入したオークションアップグレードでプレミアムエコノミーを埋めようとしていますが、座席数は限られるため、これまでの構図の変化は少ないと思われます。

初心者は敢えてビジネスクラスで修行

SFC

ANAでマイル修行を始める目的はスーパーフライヤーズカードの取得が目的であると思いますが、慣れていない海外渡航においてはトラブルもつきものであり、時間の読み違えや機材不良による欠航などもあり得ます。そうした場合に、ビジネスクラスの方が自分の意思での変更や航空会社の非のあるフライト振替の場合に、ビジネスクラスの方が圧倒的に優位であると思われます。プレミアムエコノミーの場合、プレミアムエコノミーの設定されていないフライトに振り替えられる場合(結構アップグレードはあると思いますが)もあり、ビジネスクラスであれば、シンガポールやバンコクなどへのANA便フライトへ振り替えられる場合も、クアラルンプール=シンガポール、バンコク区間もビジネスクラスで振り替えられるため、スターアライアンス便の場合はマイルを余計に積算できたりすることも想定されます。

ただし、いきなり、ビジネスクラスで修行するとエコノミーとビジネスクラスの差分を知らないまま、ビジネスクラスを体験してしまい、その後、頻繁に旅行する場合に、ビジネスクラス中毒になってしまう可能性もあるため、注意が必要かもしれません。ただし、SFCカード取得が目的でいつ、海外旅行をするかわからない場合は、ビジネスクラスの方が修行回数は少なく、フレキシブルに予定が立てられるため、ビジネスクラスを選択肢とするのも良いと思います。

最後に

クアラルンプール発券のプレミアムエコノミーはPP単価的には最強ですが、座席数や運賃の魅力もあり、早期に予約しないと最安でチケットを獲得できない可能性もあります。一方でビジネスクラスは座席に余裕があり、航空会社としても、出発直前まで有償にて販売したいため、安い運賃が安定して供給されている可能性があります。PP単価は落ちますが、素早くPP単価を獲得した場合は良いピンチヒッターと言えます。

ビジネスクラス

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