弾丸トラベルは怖くない!

飛行機、ミリオンマイラー、鉄道、ホテル、海外発券、飛行機旅指南など

ANAをエイ・エヌ・エーではなく、なぜアナと呼ぶのか

ANAと言われて、アナと呼んでしまいますが、なぜアナなのか考えてみました。

ANAの正式名称

ANAとはALL NIPPON AIRWAYSであり、日本語の会社名称は全日空空輸株式会社(ぜんにっぽんくうゆかぶしきかいしゃ)であります。今世紀になり、ホールディングス体制となり、親会社はANAホールディングス(エイ・エヌ・エー・ホールディングス)となっていますが、ANAはバリバリの事業会社であります。

そもそもの会社は1952年にスタートし、日本ヘリコプター輸送株式会社と極東航空株式会社がルーツであり、そこから合併をして、現在に至っています。

航空会社では略称がありますが、ANAの場合は以下のとおりです。

コールサイン ALL NIPPON

IACOコード ANA

IATAコード NH

ニッペリの2レターコードはかなりマニアの間では浸透しており、国際線搭乗時にNHは既存の事実であります。

公式な呼称はANAをエイ・エヌ・エーと呼び、全日空空輸を全日空(ぜんにっくう)と呼んでいるようです。ただ、昭和時代は全日空(ぜんにっくう)の色合いが濃いのでしたが、平成となってからは徐々にANA(エイ・エヌ・エー)に変更しており、飛行機のペイントを見てもそれがわかります。

現在のトリトンブルーとモヒカンブルーの帯のラインと垂直尾翼にANAとペイントされたのは1982年と既に40年以上が経過しています。その間はほぼ、変わりませんでしたが、2002年頃までは機体前方に感じで「全日空」と英語でALL NIPPON AIRWAYSとサインされていましたが、それ以後は菱型のマークとANAとなっています。

これは中国路線拡大にあたり、全日空ではての席ということを避けたと言う都市伝説もあるようです。ガラガラの飛行機会社の方がゆったりできて個人的には選択しそうではありますが。

ちなみに、

トリトンブルーは、海の波と風を鎮めたといわれるギリシア神話の神トリートーンに由来し、航空業界では機体のことをシップ、機長のことをキャプテンと呼ぶ、左側から乗降することなど船舶の慣習から伝わった要素が多く、海と空で違いはあるものの、「旅の安全」を願う気持ちを込めて命名されている。

wikipediaより 雫石以来、人命や全損事故がないのもそういう事かもしれません。

そして、2013年以降は「Inspiration of JAPAN」が追加でペイントされています。これはタグラインと言うものであり、想いとともに分かりやすく表した短いフレーズのことであります。うちはこんな航空会社ですと誰にでもすぐにわかるように知らせたいフレーズであります。

わかりやすく言うと「燃えよ闘魂」が「Inspiration of JAPAN」であり、「アントニオ猪木」が「ANA」となります。1,2,3 ダァー

なぜ「アナ」と呼ぶのか

公式にはエイ・エヌ・エーと呼ばれています。実際に、搭乗する際も「本日はエイ・エヌ・エーにご搭乗いただきありがとうございます。この飛行機はエイ・エヌ・エー211便、ロンドン・ヒースロー行きです」というアナウンスであり、機内ビデオでも「チャララ、チャララ、チャラララ、ANA(エイ・エヌ・エー)、Inspiration of JAPAN~ 」となっており、オフィシャル的には一切、アナとは言っていません。

強いて言うと、オフィシャルのYouTubeチャンネルのコンテンツで旅先のおすすめポイントを穴場(ANAバ)として薦めていたのは見ましたが、基本的にはエイ・エヌ・エーであります。

一方で、日本国内において、空港に行くタクシー(主にOKA)でどの航空会社が問われた際に「エイ・エヌ・エー」と言うと俳優のでんでんさんみたいなドライバーに「うんー??、とごだ」と返されてアナ、ぜんにっくうと言うとすんなり通じるところがありました。

まあ、海外の場合(チャンギやスワンナプーム)ではエイ・エヌ・エーと言っても通じる場合もありますが、エイ・エヌ・エー、ALL NIPPON AIRWAYと言っても理解されず、結局ターミナル名とスマホでロゴマークを見せたりと言う事もまだあります。

こうしたこから、なぜ、アナと呼ばれるのかと言うと、それは日本航空の存在が大きいと言えます。

日本航空は英語ではJapan Airlinesであり、コールサインはJAPAN AIR(ジャパン・エアー)であり、IATAコードはJL、ICAOコードはJALであります。JALは一応、ジャルとジェイ・エー・エルの呼び方はあるものの基本的にはジャルであります。今もって、ジャルパックだったりするところからローマ字読みですわりが良かったことから、ジャルが定着しているようです。ローマ字読みのJALがANAにも派生したと言えます。ジャルよりもむしろ、ローマ字読みのアナの方が言いやすいくらいであります。

以上のようにも、言いにくい音だと定着しなかったと言えますが、アナと穴と人名のアナとも感じられることで日本人には受け入れられたと言う事でしょうか。また、バービー人形のボーイフレンドがケンと言うのも日本で受け入れられたことともつながっているかもしれません。穴守稲荷駅はJALの牙城にも見えますが、あなで始まるだけにANAの関係駅とも思えてしまいます。口で言いやすいところと、耳で聞きやすいところが奇跡的に備わった結果が、アナと言えそうです。

最後に

ちなみにANAはALL NIPPON AIRWAYSであり、JALはJapan Airlinesであります。全部大文字と先頭以外は小文字の違いは別として、AirwaysとAilinesのと違いは何かと言うとたいして差はないようです。全日本航空路と日本航空線の違いようなものであり、学院と学園のようなところであります。

個人的には記事を書く時にはアナ・ビジネスクラス搭乗記と思いつつも、実際のフライトにおいて機内ではエイ・エヌ・エーさんと言いつつ、タクシーでもターミナルを継げる場合は、国内ではぜんにっくうとまず言い、海外では一応、エイ・エヌ・エーと言ったりします。まあ、ジャルも海外ではなかなか通じないと言えますが。

同社の意図と反して、アナが意外にもIPな存在なのかもしれません。

www.dangan-lucky.com

www.dangan-lucky.com

www.dangan-lucky.com

www.dangan-lucky.com

www.dangan-lucky.com

www.dangan-lucky.com

www.dangan-lucky.com

Copyright ©Dangan-Lucky All rights reserved.