羽田空港に新たにできた無人店舗の「ANA FESTA GO」を利用してみたのでまとめてみました。
無人店舗「ANA FESTA GO」とは
無人店舗と言えば、田舎にある野菜などの即売所が有名であり、缶などに現金を入れて購入するものであり、信用で成り立っている店舗でもあります。
最近はQRコード決済を利用しているものもあり、時代は変化しつつもあります。
しかし、昔ながらの店舗では最終的に購入したものを集計し、支払った金額と符合させる手間が必要であり、本業というよりは本業であふれた需要をマネタイズする手段の方が強いと言えました。
手順は下記のとおりです。
無人店舗は今後のキー
都内に多いスーパーのマルエツでは店舗全体のカメラとの総合的なチェックとは言えないものの、最終的にはレジで店員を介さずに決済ができる仕組みもあります。スキャン・アンド・ゴーイグニカと言われ、買い物かごの映像から判断して決済をするものであり、アマゾンやANA FESTA GOとは違うものであるものの、レジでの検品がなく、一気に決済が進むという点では共通しています。
実際に利用してみた
現地現物で羽田空港に行き、実際に購入してみての一連のプロセスを経験してみました。
場所
モノレール派の人にとっては馴染み深い第二ターミナル駅の改札を出てすぐのところにあります。もともとANA FESTAがあった場所であり、その半分を今回の無人店舗に割り当てたようです。
入り口にはアクリル板のフリッパーゲートがあります。接近すると内側に開き、店舗内に進めてくれます。
営業時間は朝8時から夜8時までとなっています。朝早くからマイル修行をする場合はきついかもしれません。
同社のホームページでは各地のお土産品を中心に訴求していたため、甘いお菓子ばかりと思っていましたが、ANAブランドグッズがあったのは意外でした。
また、誰でも利用するようなガムやスポーツドリンク(冷蔵なし)もあり、利用する範囲は広いかもしれません。
ただし、アルコール飲料はありませんでした。今後の展開状況では出てくるかもしれませんが。
レジはあっという間だが
レジにピックアップした商品を持ち、目の前に立つとモニター画面に持っている商品が表示され、一気に合計額が表示されます。
これは多く設置されたカメラが持っている商品を買う意図ありとして、AIが判断している結果と言えます。
この瞬間が利用する醍醐味とも言え、近未来感を感じます。
これはアメリカのAmazon Goや高輪ゲートウェイ駅の無人店舗と同じような仕組みでありますが、使ってみるとワンステップが省略されるため、驚きです。
しかし、ANAマイレージ会員の場合、わずかな額でもマイルしたいものであり、マイル登録をする必要があります。Felica系のタッチや、アプリでQRコードをかざす必要があり、この辺りの作業が顔認証などの活用で免除されるとさらに素晴らしいと言えます。
このシステムの足元には買い物袋がありますが、有料か無料かわかりにくかったため、使わずに外に出ました。決済している品とレシートの内容を一応確かめても間違いはありませんでした。
決済手段はこれからか
今回意外であったのは決済手段であります。画面のとおり、現金、クレジットカード、そして、交通系ICカードのみとなっています。
iDやクイックペイのようなポストペイド型の決済やPayPayなどのQRコード決済については対応していませんでした。
画面的にはComing Soonとなっている区画があり、何かしらの対応はあると思いますが、ANAカードでデフォルトで利用できるプラットフォームは最初から対応して欲しいところでした。
おかけで、Apple Watchでさらりと決済できると思いましたが。財布からクレジットカードを出しての決済となりました。
それでも有人レジを使うよりはあっという間であり、今後主流となる可能性は感じました。
最後に
コロナ禍前にシカゴに行った際に、Amazon Goの店舗を見てみると便利ではあるものの、少し違和感もありましたが、どちらかというと商品であり、普段買い物する品があると別かもしれません。
結論としてはこうした流れは必須であり、深夜帯の人手不足等の解決につながると言え、普及するのはいいと言えます。
一方で売れ筋が統計データ偏重なってしまう懸念もあるほか、これまでクレームで吸い上げていた小さな不満点など吸い上げられない可能性もあります。