関西空港発着のANA国内線の臨時便の設定時間が興味深いので記事にしてみました。
ふたつの臨時便
まずは差し迫った2025年4月の臨時便であります。
NH1455便 4/18 金曜日 羽田20:20→関西21:40
NH1456便 4/20 日曜日 関西21:25→羽田22:40
時間は遅いものの特筆する程の深夜ではありません。定期便では羽田発この後に20:30と21:00があります。一方で関西発は21:10発のあとに次ぐ最終便となります。いずれも、到着空港での交通はあるところであります。
伊丹空港では設定できない時間のフライトであります。この時期のイベントを考えてみると大阪・関西万博がスタートします。開催期間は2025年4月13日-10月13日(184日間)であり、開場時間:9時-22時となっています。
今一人気がないと言われていますが、開始当初はそれなりに需要があり、混雑が予想される週末金曜日夜と日曜日夜に便を設定するのに関空に白羽の矢が立ったと言えます。
もう一つは沖縄便であります。
NH1119便 8/7-9 関西21:10→沖縄23:15
NH1120品 8/7-9 沖縄23:00→関西25:00(1:00+1)
こちらは夏休みシーズンであります。8月7日は木曜日、8日は金曜日、9日は土曜日であります。また、8月11日は山の日であり祝日となります。仕事が終わった後に関空に行けば間に合うフライトでもあり、羽田ではこうしたパターンもあるのですが、関西では珍しい設定であります。復路に関しても関西には深夜1時に到着と言うパターンになります。
いずれも目的地での交通は向かいに来てもらうかタクシーなどの選択肢に限られそうです。関西到着の場合は、朝早い関西発の国際線には実質的な時間はそれほど長くないので、待つには良いフライトとなりそうです。
ちなみにKIXエアポート カフェラウンジ NODOKAは24時間営業しているのでそこで時間を過ごすと言うのもありと想像できますが、同じことを考える人で入れないなんて言う事もあるので、プランBが必要かもしれません。
関西空港の国際線エリアには大きなラウンジもオープンするので、その利用の前に羽田→沖縄→関西と修行をして、早朝に国際線で海外に出ると言うのも夏休みの楽しみに出来るかもしれません。
関西空港に深夜便の臨時便が設定されるのは
関西空港に夜から深夜にかけて臨時便が設定されるのは関西空港が海上空港で24時間空港と言うのは最もではありますが、それであれば同じく24時間のセントレアでも良いですし、羽田空港も24時間でも良さそうでありますが、なぜ関西なのでしょう。
羽田についてはターミナルの営業時間が国際線専門の第三ターミナルは24時間ですが、それ以外の国内線の出発・到着がある第一、第二ターミナルは5:00-24:00までとなっているので国内線の臨時便としては無理なのでしょう。
セントレアについては新幹線の停車はしませんが、名古屋飛ばしと言う言葉あるくらいであり、需要的に関西よりも少ないのが選択肢にならないと考えられます。
関西は発着に余裕があり、設定がしやすいのでしょう。また、ターミナルについても早朝から営業している店舗が多いのも利用者のことを考えているのかもしれません。すき家は24時間であり、エアサイドで営業している店舗は5:30からであり、同時にラウンジ関西もオープンします。到着後2時前にすき家に行き、5時くらいに国内線出発に移動してさらにエネルギー補給して、早朝から国内線でマイル修行に再び南に北に向かうと言うのもできます。
最後に
関西発着で夜間・深夜の臨時便についてのお話でした。24時間空港と長年国際線の玄関口として深夜帯にもサービスを提供しているからこそ実現されるのかもしれません。機材繰りや認可などもあり、なかなか難しいとは思いますが、関西⇔クアラルンプールの臨時便(チャーターとかでも)が設定されると熱いのですが、まあ、生きている限りはお目にかかることはないでしょう。