ANAの場合、国内特典航空券は普通席のみですが、上位クラスのプレミアムクラスにアップグレードすることも可能です。しかし、これは価値があるかどうか考えてみました。
ANA国内特典航空券
ANAの国内特典航空券は片道から発券が可能です。(国際線も片道特典ができれば嬉しいのですが)国内線は最低5,000マイルから可能であり、シーズンごとのチャートは下記のとおりです。
マイル数 | ロー | レギュラー | ハイ |
0-300マイル | 5,000 | 6,000 | 7,500 |
301-800マイル | 6,000 | 7,500 | 9,000 |
801-1,000マイル | 7,000 | 9,000 | 10,500 |
1,001-2,000マイル | 8,500 | 10,000 | 11,500 |
ローシーズンは正月明けから2月末迄と4月1日から3週目迄、そして、12月1日からクリスマス迄となっています。
レギュラーシーズンは3月前半とGW明けから7月いっぱい迄と夏休み最終週から11月末までとなっています。
ハイシーズンは上記以外のいわゆる「年末年始」「入学・転勤」「ゴールデンウィーク」「お盆・夏休み」シーズンとなります。
年ごとに日付が決まっていますので、詳細は下記を確認してください。
このほか、那覇空港で沖縄県内(宮古、石垣)に乗り継ぎ場合の特典「沖縄離島路線」もあります。こちらは下記リンクを参考にしていただければと思います。
東京=沖縄のレギュラーシーズンであれば、9,000マイルとなります。
国内特典航空券はプレミアムクラスへのアップグレード可能
国内特典航空券の場合、プレミアムクラスの空席があれば、アップグレードは可能です。国際特典航空券がアップグレードできないのと対照的であります。
アップグレードは搭乗日の2日前から出発20分前までとなります。アップグレードはクレジットカートの支払いで可能であります。マイルでのアップグレードはできません。
ただし、ANAの上級会員に付与される「アップグレードポイント」では、アップグレードが可能です。
アップグレード料金は路線毎に設定されており、搭乗日前日までと当日は当日の方が少し高くなります。
東京=沖縄の場合、搭乗日前日までの場合、14,000円となります。ホテルに1泊(いや2泊かも)ができてしまいます。
また、プレミアムクラスにアップグレードしても、マイルやプレミアムポイントは積算されません。「0を倍にしても、100倍にしても、答えは0です by 大和田常務」といったところです。ちなみに、ミリオンマイラープログラムのライフタイムマイルだけは積算可能(通常のフライトマイル)です。
ということで、マイルを消費して、お金をかけてまでアップグレードするのはプレミアムポイント積算にも貢献せず、個人的にはあまり価値を見出せないとみています。ただし、上級会員でアップグレードポイントを残した場合は、沖縄便などの長距離で使う価値はあると言えます。
特典航空券普通席で沖縄に行ってみた
翌日は予定もなく、飛行機に乗りたくなり、前日まで予約・発券ができる国内特典航空券を検索。沖縄へと思い立ち、検索すると空きがあり、発券。最前列の開いているフライトがないか予約変更をかけながらチェックしても、さすがに前日ではなく、窓側が空いて
いて、Wi-Fiサービスありのフライトに決定。
沖縄へのフライトにプレミアムポイントを積算しないで特典航空券として、搭乗するのは初めてであります。想像以上に新鮮でした。
ラウンジにて
羽田に到着し、ラウンジでまったり。次期政府専用機の姿が。ラウンジ内のかなりの人が立ち上がり、スマホ片手に撮影をしていました。
搭乗
本日はボーイング777-300型機であり、座席5A、しかも隣席もいると言う、マイル修行を始めたころを思い出してしまいました。
ピカピカのA321neoの奥ではターミナル2の増築が着々と進んでいます。
機内の楽しみ
離陸し、ドリンクサービスが。ワンコインのハイボールとおつまみセットを注文。マイル修行を始めてからすっかり機内で飲むことが楽しみとなってしまいました。
Wi-Fiサービス機材便を選択したのは正解であります。ネットチェックの後、高知沖を通過したあたりから、マイヘッドフォンでノイズを消して、ドラマを見ているとあっという間に降下を始めます。スマホが機内で使えるのは想像以上に時間が早く経ちます。
いつ来ても上空から見る沖縄の海は良いものです。今日は普通席であったため、マイル修行を始めたころを思い出したりします。
着陸
糸満沖から大きく右に旋回し、アプローチ。瀬長島を横目に着陸となります。新たな滑走路も着々とできています。
沖縄の海をバックに773を撮影。
空港の楽しみ
初心に戻った気分を続けるために「空 港 食 堂 英名Airport Restaurant」に。
券売機で食券を購入し、渡して着座。しばらくすると「ポーク玉子そば」が到着。
泡盛漬けの島唐辛子「コーレーグース」をドバドバと入れ、その後は汗がドバドバと吹き出てきました。マイル修行を始めたころの気分になり、なかなか楽しい1日でした。
最後に
特典航空券でもプレミアムクラスに空席があり、アップグレード料金を追加すれば、プレミアムクラスに搭乗できるのはプレミアムクラスに搭乗してみたい人にとっては良いと言えます。
しかし、アップグレード料金はホテル1泊から2泊ほどの費用が掛かり、2-3時間のフライトでは、普通席でもWi-Fiサービスや有料でドリンクを楽しんだりすると結構楽しめるため、価値をどこに置くかによって違うのではないでしょうか。