ANAのヨーロッパ発券では珍しいブダペスト発券の東京往復を分析してみました。
ANAの欧州就航地
既存就航地
ANAでヨーロッパに既に就航している都市は下記のとおりです。
ロンドン、フランクフルト、パリ、ミュンヘン、ブリュッセル、デュッセルドルフ、ウィーン
今後の就航地
ミラノ、ストックホルム、モスクワ(DME)、イスタンブール、ウラジオストク
イスタンブールとウラジオストクはヨーロッパとは言い難いですが、イスタンブールは距離的にはヨーロッパ、ウラジオストクはその近さとは思えないほどのヨーロッパ感があるため、敢えてヨーロッパにしてみました。
既存7路線毎日運航に加えて、新規5路線も毎日就航となれば既存比170%と飛行機も人も燃料も同様に必要となります。機体は空にいる時間を最大限活用すれば何とかできそうですが、人と燃料は係数に依存するため、頭数を増やすか、燃料の調達を改善しない限り厳しいかもしれません。
そうした意味では2021年以降はわかりませんが、2020年断面では新規就航地は毎日運航とならなさそうです。
そんな中でブダペスト発券
ANA自体はハンガリーの首都ブダペストには就航していませんが、ANAが就航しているヨーロッパ都市までの接続を含めてブダペスト発券があります。
ハンガリーは歴史が深い欧州の中でも歴史が深い国であり、歴史に大きく左右されつつも、その歴史が残る国であり、実際に行くととてもいい場所であります。
ハンガリーと言うと蜂蜜やフォアグラ、羽毛布団、ルービックキューブが有名ですが、バラトン湖に近い南部ではワインも秀逸であり、現地で食べる肉とあわせていいパートナーかもしれません。
また、温泉が多く、首都ブダペストでは日帰り温泉施設が複数あり、日本で温泉慣れしている人には絶好の場所と言えます。
ビジネスクラス ブダペスト=東京往復
今回は、GWを一足先に東京に戻り、一足早い夏休みでブダペストに行く旅程を想定してみました。
旅程
往路はブダペストを朝7時に出発します。夜通し遊んでそのまま飛行機も良いですし、最後の日はゆっくりしてもいいかもしれません。
ウィーンでは乗り継ぎ時間が5時間弱と市内に出かけてカフェで一服も良いですし、ラウンジで酔い尽くすのも良いかもしれません。
正午すぎのANAビジネスクラスで食事を満喫し、早朝、羽田に到着。食い過ぎ、飲み過ぎの胃腸を回復させて翌日、仕事に行くにはいい日程かもしれません。
復路は7月18日(週末の金曜日の日付が変わった日)の未明に出発し、乗り換えの後、ブダペストには11時前に到着し、同地で楽しむのも良いですし、乗り換えて違う街に向かうのも良いでしょう。
大陸間はANA便利用となるため、ANA上級会員であれば積算マイルが豊富であることが唯一の楽しみかもしれません。ターキッシュエアラインズで大西洋を越える並みにマイルが貯まるのはやはりメリットと言えます。
運賃・予約クラス・プレミアムポイント
運賃・予約クラス・プレミアムポイントは以下のとおりです。
運賃 266,690円
予約クラス Zクラス(125%+400PP)
プレミアムポイント 16,178PP
PP単価 16.49円/PP
マイル修行には値しない単価ですが、上級会員で積算するマイルを考えると、結構マイルが積算されるのルートです。
ターキッシュエアラインズのブタペストから東京往復ビジネスクラスが100%加算で22万円弱を考えると単価は匹敵します。
最後に
ANAマイレージクラブはすでにマイル修行には向かないプログラムになりつつあります。隔年で同社のマイル修行をする人には中身が理解できないぐらい日々変化しており、ネットが参考にならないほどです。
マイナーになればなる程、旨味も出てきそうなので、マイル修行を来年も続けてみようかと思います。