
週末の弾丸フライトや修行僧の朝は早いもの。今回は、早朝の羽田空港からANAのプレミアムクラスを利用して沖縄・那覇へと向かいます。当初は満席で諦めていた希望便への「機材変更による滑り込みセーフ」から、機内でのゆったりとした快適なフライト、そして早朝ならではのプレミアムクラス朝食の様子まで、リアルな搭乗の模様をお届けします。
早朝の羽田空港

週末の朝5時台といえば、いつもなら保安検査場へと続く中央のエスカレーターに長い行列ができる時間帯ですが、この日は驚くほどガラガラ。静まり返った空港は、どこか新鮮な雰囲気が漂っています。

最上級のステータスを持つ乗客だけが通れるプレミアムチェックイン「ANAスイートエクスプレス」も、ご覧の通り誰も並んでいませんでした。手続きをスムーズに終え、さっそくお気に入りのスイートラウンジへ。お気に入りの個別ブースに静かに籠り、出発前のひとときを過ごします。
実は今回の旅、当初は始発のNH461便で発券していました。本当は1時間遅いNH463便を希望していたのですが、かなり前から満席で「予約不可」となっており、泣く泣く朝一番の便にしていたのです。おまけに、直前になって当初の60番ゲートから離れた57番ゲートに変更となり、少し移動が億劫だなと感じていました。
しかし、ラウンジで一縷の望みをかけてPCで空席状況をチェックしていると、なんと希望していたNH463便が「機材変更」に!それに伴い、プレミアムクラスの座席に一気にまとまった空席が出現したのです。
「これはチャンス!」ということで、すぐに元の便のチェックインを取り消し、念願のNH463便への予約変更を敢行しました。機材は大型のB787-10(78K)。当初指定された62番ゲートから最終的には58番ゲートへと変更になりましたが、那覇空港に早く着いて2時間待つよりは、羽田での滞在時間を長くして1時間待ちにする方が遥かに有意義です。結果オーライの嬉しいハプニングでした。
B787-10へ搭乗、そして離陸

予定通りに搭乗案内が始まりました。朝が早すぎるためか、この日は事前搭乗の対象者がおらず、スムーズに機内へと乗り込みます。

今回お世話になるのは、最新の国内線仕様シートを備えたB787-10(78K)のプレミアムクラス席。座席について驚いたのは、機材変更の影響なのか、自分の隣の席がすっぽり空いていたことです。数日前までの「満席御礼」はいったい何だったのかと思うほどのゆとりがあり、贅沢な空間を独り占めできました。

窓の外に目をやると、朝日がターミナルビルに反射してきらめいていますが、空全体としては少しどんよりとした曇り空。早朝ゆえに、出番を待つ多くの空港作業車たちが綺麗に整列して駐車している、機能美溢れる景色が広がっていました。


本日の離陸はD滑走路から。飛行機はタキシングを続け、徐々に滑走路へと近づいていきます。いよいよエンジンの音が静かに高まり、テイクオフ。D滑走路特有の、桟橋部と埋め立て部のつなぎ目をガタゴトと通過していく振動を感じながら、何事もなくスムーズに大空へと舞い上がりました。

羽田から沖縄(那覇)までの飛行時間は約2時間40分。これだけの時間があれば、搭乗してすぐに機内エンターテインメントの映画を視聴しだすと、途中で機内アナウンスによる一時停止が挟まったとしても、大体のコンテンツを着陸前までにしっかり見終えることができます。今回もさっそくお目当ての作品を再生します
シンプルな朝食と贅沢な朝酒

さてさて朝食です。
お食事
- 照り焼きチキンとレッドキャベツとビーツマリネのデニッシュサンドイッチ 小麦・卵・乳
- ハムカツタマゴサンドイッチ 小麦・卵・乳
- オルゾとベーコン風味のスープ 小麦・乳
- フルーツ
405kcal
プレミアムクラスの運賃は日中や夜の便と変わらないため、それらに比べると朝食のボリュームはかなり「シンプル」にまとめられています。最近は運賃「シンプル」と言うと、ビットが立ちそうではありますが、寝起きに近いお腹を優しく満たすという意味では、朝はこのくらいの手軽さがちょうど良いのかもしれません。温かいスープが体に染み渡ります。
アルコール
日本酒
- 農口尚彦研究所 観音下 農口尚彦研究所【石川】
- ※以下の銘柄の場合がございます。
- マルマス米鶴 限定純米吟醸 米鶴酒造【山形】
焼酎(芋)
- 吉兆宝山 西酒造【鹿児島】
- ※以下の銘柄の場合がございます。
- 宝山蒸撰紅東 西酒造【鹿児島】
スパークリングワイン
- デュック・ドゥ・ブリュー ブリュット 【フランス】アイレン
- ※以下の銘柄の場合がございます。
- ルイ・ペルドリエ ブリュット 【フランス】シャルドネ / ヴェルデホ
白ワイン
- モワラール・ブルゴーニュ・シャルドネ 2023 【ブルゴーニュ、フランス】シャルドネ
- ※以下の銘柄の場合がございます。
- ファミーユ・ペラン ケランヌ 2023 【コート・デュ・ローヌ、フランス】グルナッシュ・ブラン / ルーサンヌ / ヴィオニエ / クレレット・ブランシュ
赤ワイン
- シャトー・シャペル・ラ・ローズ 2023 【ボルドー、フランス】メルロ / カベルネ・フラン
- ※以下の銘柄の場合がございます。
- ローラン・ドゥ・ビィ メドック 2021 【メドック、フランス】メルロ / カベルネ・ソーヴィニヨン / カベルネ・フラン
ビール・ハイボール・ノンアルコール飲料
| ・アサヒ スーパードライ | ・キリン 一番搾り |
| ・サントリー ザ・プレミアム・モルツ | ・サッポロ ヱビスビール |
| ・オリオンビール | ・角ハイボール |
ソフトドリンク
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冷たいお飲み物
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温かいお飲み物
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アイスコーヒー
・タリーズコーヒー ブラック
ANAオリジナルドリンク
・「香るかぼす」※はちみつ入り

そして、ドリンクの豊富なメニューを眺めながら、白ワインの「モワラール・ブルゴーニュ・シャルドネ 2023(フランス・シャルドネ)」を頂戴することにしました。

まだ朝一番の時間帯ではありますが、せっかくのプレミアムクラス。心地よいフライト空間に気分が良くなり、さらにもう一杯をおかわりでオーダーしてしまいました。

実は今朝、楽しみすぎて(あるいは遅刻のプレッシャーからか)夜中の2時前にパッと目覚めてしまっていたのです。「ここで二度寝をしたら絶対に遅刻する…」と思い、そこからずっと起きていたため、体はかなりの寝不足状態。
機内で映画を観ているうちに、ワインの心地よさも手伝って、強烈な睡魔が襲ってきました。気がつけばウトウトと意識が遠のき、まるで国際線の長距離フライトで泥のように眠る時のような、深い寝落ち感を味わってしまいました。
沖縄に到着、新鮮なバスラウンジへ

フライトも終盤、あと1時間ほどで到着というタイミングで目が覚め、再び映画の続きを視聴します。物語の結末を見届けた頃、機体は高度を下げ始めました。

本日の那覇空港は、沖合側に新設された第2滑走路(北側)からの着陸でした。最近は沖合側への着陸が本当に多くなったと感じます。安全でスムーズな運用のためとはいえ、着陸してから駐機するターミナルビルまで延々と地上を走るため、遠くにポツンと見える建物を少し遠く感じてしまいます。
ターミナルの方までやってきました。沖合の滑走路にはJALのA350-900が着陸であります。

窓の外の那覇港方面には大きなコンテナ船が行き交う姿が見えたりして、南国の港町ならではの、どこか少し異国情緒を感じさせる風景に旅情をそそられます。

やがて飛行機が完全に停止し、頭上のベルト着用サインが消灯。周りの乗客と一緒に立ち上がりますが、やはり極度の寝不足が祟って頭が少し重く、「本音を言えば、この快適なシートにもう少しだけ座っていたい…」という後ろ髪を引かれる思いが。しかし、そうもいかないので荷物をまとめ、機外へと向かいました。

飛行機を降り、この後の予定を確認します。今日はこの後、乗り継ぎのために「バスラウンジ」からの出発となるため、案内板でゲートをしっかり確認します。いつも那覇空港を利用する際は32番から35番あたりの固定搭乗橋(ボーディングブリッジ)を使うことがほとんどなので、バスラウンジから出発するのは随分と久しぶり。タラップを降りて飛行機を間近に見上げられるバス出発は、どこかローカル旅のようで、とても新鮮なワクワク感があります。
まとめ
満席の壁に阻まれ、一度は諦めかけた希望便への搭乗でしたが、直前の「機材変更」という飛行機旅ならではのドラマによって、最高に快適なB787-10のプレミアムクラス旅へと化けました。隣席が空いたゆとりの空間で、美味しいスープと朝ワインを楽しみ、心地よい寝落ちを体験するフライトは、寝不足の体に最高のご褒美となりました。
那覇に到着した後は、久しぶりのバスラウンジ利用という最近ではレアな経験が出来そうです。フライト直前まで、空席照会を粘れば、おおよそ空いてくるものなので、この辺りも修行の醍醐味かもしれません。