ANAの最新小型機のA321neoのプレミアムクラスで羽田から鹿児島まで搭乗しましたので、お伝えします。
A321のベストシート
A321の通路は1本のみであり、通路が2本ある大型機と比較すると前方でも降機する際に時間がかかります。また、大型機と比較すると天井が低く、狭さを感じます。
そこで、ベストシートを考えてみました。
プレミアムクラスでは1列が良さそうですが、2列目でもあまり変わりません。8人だけですので、食事の提供が極端に遅くなることもありません。
普通席については、Seat guruは前に遮るもののない非常口のシート(11列目、24列目)を推奨しています。たしかに広々しており、良い席と言えます。
しかし、小型機の場合、降機の際に出口は一か所であり、一斉にに通路に出て待たされます。結構、接近戦で待たされ、時間が長く感じます。
やはり、前であれば前である程、早く降機できるため、ベストシートは最前列の5列目と言えます。
こうしたシートはダイヤモンド会員をはじめとして上級会員が抑えやすくなっているため、当日にそうした会員がフライトを前倒し・後倒しして、ポッと空いた瞬間を狙うのが一番近道かもしれません。
幹線以外では意外と空いているケースもありますが。
プレミアムクラス搭乗記
搭乗
スイートラウンジで一杯ワインを飲み、ゲートに向かいます。
第2ターミナル68番ゲートからの出発です。福岡空港などと違い、接近して撮影ができないため、わかりにくいですが、エンジンにプラットアンドホイットニー社のマークが見えます。A321neoであります。
シート
新タイプのプレミアムクラスのシートはレザーではなく、ファブリックであります。レザーは経年すると味と言うかヘタリ感が大きいため、ファブリックの方が個人的には良いと思っています。
背面はシートモニターではなく、白一面です。下にスリッパや雑誌をいれるホルダーがあります。
シートピッチは小型機を忘れさせてくれる広さであり、他社のナローボディの国際線ビジネスクラスよりも広い位と言えます。間違いなく欧州域内のビジネスクラスより上です。
翼の王国は2019年6月で通算600号です。
シートモニターは真ん中のビジ掛け部分に収納されています。サイズは12インチ、サイドにはUSBポートもあり、スマホなどの充電もできます。
コントローラーはシンプルであり、どんな世代でも迷うことなく利用できそうです。
テーブルは肘掛(通路側の場合は通路側、窓側の席の場合は窓側)に格納されています。半分だけ広げると木目調であり、全部開くと滑らない加工がされたラバーチックな天板であります。
後ろの普通席を振り返ると3-3配列です。鮮やかな青のシートであります。もちろん、機内Wi-Fiも利用できます。
食事
13時55分発のため、軽食であります。軽い食事と茶菓子がつきます。
まずはドリンクから。スパークリングワインはスペインのチック・バルセロナ・ブリュット です。ブリュットだけあり、辛口であり、シュワシュワの泡が体にしみます。ブドウはマカベオ / チャレッロ / パレリャーダです。
そして、軽食です。
オムレツサンドイッチ
アボガドとターキーのクロワッサンサンド
ローストビーフ スモークソース
サーモントラウトのエスカベッシュ
グレープフルーツ、スイカ、キウイフルーツ
合計247kcal
個別の食材は厳選されている感がありますが、すべて一口で食べ終わってしまいます。鹿児島に到着後、食べることを考えれば丁度良いかもしれません。
茶菓子は山本山であります。中身はのりせんべいと抹茶フィナンシェであります。奇数便の軽食時間帯は山本山のようです。のりは有明産、抹茶は京都産だそうです。
到着
食後、スマホでナビを見ているとあっという間に九州です。本日は通路側のため、外は思いっきり見ることはできませんでしたが、曇天の鹿児島空港に到着です。
最後に
2020年代のANAの国内線・幹線はボーイング777-200と787-8がメインとなり、それ以外の路線はA321が主流になると言えます。
日本の空で大活躍するであろうA321はLCCも利用している機材であり、機内での差別化は快適性やサービスに焦点があてられると言えます。今回搭乗してみて、快適性やサービスはいろいろな面で満たしていると感じました。