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【丹後ちりめん回廊】天橋立と伊根の舟屋に行ってみた

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伊根の舟屋

京都の海の名所である日本三景の天橋立とヴェネツィアのような街でもある伊根の舟屋に行ってみましたので、お伝えします。

意外と便利な天橋立の観光船

天橋立 観光船 宮津桟橋

天橋立の観光船と言うと天橋立駅がある文殊地区と対岸の府中地区を結ぶ、海の景色を楽しむ船と言うイメージがありますが、両地点を12分で結んでいます。これをバスで行こうとする20分近くかかり、列車の乗り継ぎとか考えると便利かもしれません。

しかし、運賃はバスの方がはるかに安いため、観光での利用となりそうです。

そして、宮津からも1日1往復運航され、傘松公園がある一の宮桟橋で行く便が午前中に1便、宮津に行く便が夕方に1便あります。

桟橋は今回滞在したホテルから海に向かって3分ほどで歩いて行けます。宮津からの乗客は自分だけであり、貸し切りクルーズであります。

観光船内部
観光船デッキ

船内は2-2配列であり、屋上はデッキとなっており、360度見渡せます。

宮津港内

宮津桟橋を出発します。スクリュー全開で宮津湾を加速していきます。

天橋立 廻旋橋

途中、天橋立桟橋に寄港するため、廻旋橋が旋回して、高炉が開け通過していきます。自分のために開けてくれたと思うと感慨があります。

天橋立桟橋から3名乗船し、一の宮桟橋を目指し、阿蘇湾を進みます。

天橋立対岸

阿蘇湾の対岸を見てみます。伊根ほどではありませんが、住宅が海の直前まで迫っています。

天橋立 観光船 一之宮桟橋

一の宮桟橋に到着であります。一の宮桟橋からは傘松公園ほ目指すべく、ケーブルカー兼リフト乗り場を目指します。

天橋立 ケーブルカー 府中駅

府中駅(ふちゅう)と東京と広島以外にも府中駅があることを初めて知りました。ケーブルカーは運転間隔がちょっとあるため、すぐに乗れる1人乗りリフトで山頂に行きます。

天橋立ケーブルカー

リフトに乗るのは何年ぶりだろうと思いましたが、カナダに紅葉を見に行った際であり、5年ぶりぐらいでした。何か落とさないか気になりましたが、何も落とさずに到着です。

帰りは時間を合わせてケーブルカーで下山しました。

天橋立 股のぞき台

着くとすぐに「股のぞき台」があります。

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こちらの逆さ天橋立は天にかかる橋と言うことであります。天気がいいと海に反射する空と本当の空と山が青くなり、天が高く見えるのかもしれません。

傘松公園入口

股除き発祥の地であるひと段高い場所に行ってみます。徒歩約3分と書いていましたが、マスクをしていると結構息切れをするものであります。

傘松公園展望台

こちらの方が自然の中にいる感じがしますが、他の観光客は誰も登ってこず、貸し切り状態でした。

傘松公園からの天橋立

斜め一文字を撮影してみます。ドイツ銀行のマークを思い出してしまいました。

丹後プレミアムビール

ケーブルカーの時間まで束の間があるので、地ビールを空けてみます。人工な展望台の方が人気と言うのも何かと思いつつも、そんなものなのかと思ってしまいました。

元伊勢籠神社

下山後は籠神社(このじんじゃ)に行ってみます。主祭神は天火明命と言うことです。

伊根へ

丹海交通バス 天橋立元伊勢籠神社バス停

伊根方面には宮津から路線バスがあり、一時間に一本ペースであるので、観光には比較的利用しやすいと言えます。丹海バスは交通系ICが利用できないため、小銭が必要であります。

ちなみにこちらのバス停の向かいにはスーパーがあるので、千円札がない場合は何か買い物しておくのも良いかもしれません。

バスからの景色

京都府舞鶴市から鳥取県岩美郡岩美町にいたる国道178号の海岸線沿いを走り、若狭湾が見えます。国道178号をずっと進めば余部橋梁にも通じるようです。

道の駅 舟屋の里伊根

バスは道の駅舟屋の里伊根に停留所があるため、まずそこに行ってみます。バス停は名前こそ、道の駅がついていますが、大型車が止められそうな大きな駐車場と公衆トイレがあり、道の駅自体はそこから400mぐらい歩かないといけません。

ダイヤモンドヘッドに行ったときにバス停からトンネルを歩いて超えて、レセプションまで言った記憶がよみがえりました。

道の駅自体は平日でメンテナンス休暇ではありましたが、、展望台は利用できました。

道の駅からの伊根の景色

伊根湾が一望できます。海に差し迫った舟屋と静かな湾内に養殖筏のスクエアが印象的であります。

道の駅から海岸へのショートカット階段

続いて、伊根の街並みを直接歩いてみます。道の駅からはショートカットできる階段歩道があります。ここを降りると深い緑の水面を近くに実感できます。

伊根の景色

階段を降り切ると冒頭の写真のような光景が飛び込んできます。そこから500mぐらい舟屋が続きます。基本的には民家なので、あまり近寄って撮影は良くないので、漁港の波止場や対岸に位置するような場所から撮影した方が良いかもしれません。

ちなみに上の写真の真ん中あたりにあるちょっと大き目な建物は酒蔵らしいです。飲み鉄本線で放送されていました。

伊根の舟屋を遊覧船から

伊根湾めぐり遊覧船

伊根の中心部を一通り歩いて、伊根のバス停からバスに乗って伊根湾めぐり遊覧船を目指します。歩いても行けますが、伊根湾めぐり・日出バス停の真ん前なのであり、時短効果は結構あるので、利用します。

伊根湾めぐり遊覧船は毎時00分・30分出航であり、クルーズ時間は25分であり、1時間に1本の路線バスとも組み合わせも、比較的良く、弾丸旅程が組みやすいので乗船してみるのは良いかもしれません。

伊根湾めぐり遊覧船 デッキ

屋上がオープンデッキ、下が窓付きの客室となっています。寒い日でしたが、ほとんどの乗客が終始デッキで景色を眺めていました。船名はかもめ5号でした。

伊根湾

灯台のある側から伊根湾に入り、伊根湾沿いに反時計回りに進行していきます。

伊根のいかだ

道の駅から俯瞰で見た養殖筏が近くに見えます。上から見ると近くで見ると正方形ですが、養殖と言う感じがします。

餌をキャッチする 伊根のうみねこ

遊覧船によくある海鳥への餌付けもあります。景色だけ見る(個人的にはそれで良いのですが)では単調となりがちなので、海鳥と戯れるという体験をプラスアルファと言うわけです。

餌は市中では30円のえびせんが100円なので、客単価と収益性を上げるチャリンチャリンビジネスという意味もあるかもしれません。

戯れるという体験をかっちり演じてくれるウミネコです。着水したえびせんを空かさずタッチアンドゴーでキャッチして再加速して上昇していきます。

男はつらいよに出てくる伊根の舟屋

同地は映画のロケ地としても有名であり、 釣りバカ日誌や男はつらいよでも登場しています。ちなみに上の写真の船尾の奥にある濃い茶色の切妻に赤いひさし屋根の建物はいしだあゆみ氏の実家で2階では寅次郎が寝泊まりしていたようです。

天橋立 オイルサーディン

約25分のクルーズが終了し、乗車するバスが来るまで10分ほどあるるので、今夜のおつまみを探してみます。鰯とサーディンと重複していますが、いずれもワインが捗る逸材でした。

宮前線経由で京都に

丹鉄 宮津駅ホーム

宮津駅まで直通するバスに遊覧船乗り場から乗車します。バスは地域の足でもあるので、遠回りではあるものの、病院や駅など巡回するかのように回っていきます。

途中、往路で乗車した府中地区あたりで降車して、遊覧船で天橋立駅を目指せば一足早く京都に到着できたり、豊岡方面にも特急に接続できるのですが、結局、宮津駅まで乗車してしまいました。

運賃は距離の割に400円で済むというのもお得でした。

丹鉄 宮舞線 海の景色

宮津から京都までとなると短絡では宮福線で福知山を経由していくのが王道ですが、あえて海岸線の見える宮舞線経由で京都に向かいます。

ローカル線でもしばらく走ると由良浜が見えます。京都と言うと京の都の盆地の碁盤の目ですが、海の京都もさすがと言うところであります。福井県側とも違う若狭湾の景色であります。

由良川橋梁

そして、京都丹後鉄道では最大の見せ場である由良川橋梁であります。ここは乗り鉄で撮影するよりも撮り鉄一択ではありますが、弾丸旅なので致し方ありません。

個人的には寅さんとポンシュウみたく歩けません。ロケ地はここではなく、九州でしたが。

西舞鶴駅

そして、西舞鶴駅に到着です。事前リサーチでは駅舎は立派であり、都会的なイメージがありましたが、かなり静かです。コンビニは目につくところにはありませんでした。

西舞鶴駅
西舞鶴駅展示コーナー

JR西日本と丹鉄の駅であります。スペースの有効活用なのかパスポートセンターや行政サービスコーナーがあるのは今の日本の地方都市らしいところでもあります。

また、まいづる観光ステーションがあり、売店機能もあるので飲み物や食べ物の調達もできます。そして、自衛隊や海上保安庁グッズも多くありました。

その理由としては、舞鶴は海上保安庁では竹島を含むエリアをガードする第八管区海上保安本部があり、自衛隊では海上自衛隊の舞鶴地方隊があり、日本海側の海岸線を広範に警備しています。

戦前の要港であったことをすごく意識してしまいます。

特急 まいづる

そんな港街でありますが、鉄路で京に行きます。特急まいづるでります。同列車はグリーン車がなく、普通席のみであります。グリーン車に乗りたければ綾部駅で併結されるはしだてから乗ればいいのですが、京都までそれほど乗っている時間はないため、普通通しだと思います。

普通席と言うことで、【e5489専用】J-WESTチケットレス500が可能かどうか調べてみると対象でありました。ANAトクたびマイルで行きたい路線が出てきたときのザワザワ感であります。500円の特急料金で京都まで行けるというのは破格であります。

普通に車内で精算していると1,700円以上は現金で払わないといけないので、かなりのパワーです。

舞鶴の地酒とお菓子

結局、昼は食べていなかったので、お腹が悲鳴を上げており、選択肢が少ない中、微妙なセレクションとなりましが、意地でも地のものにしてみました。何とか持ちこたえて、京都市内にアクセスします。

京都・二条駅

京都駅ではなく、手前の二条駅で下車します。舞鶴では意識してなかった雨が京ではかなりの土砂降りであります。駅前の一本桜も咲いておらず、ホテル一直線と言うところでした。

最後に

伊根のうみねこ

日本三景の天橋立は観光向けに昔から整備されていたこともあり、それはそれとして見どころが多いところであります。

そして、伊根の舟屋は映画でロケ地になるなどどっかで見た景色として、実物を見ると画面で見る以上の感動があります。

道の駅で俯瞰で見たり、遊覧船で自分の目線で見えたりするので日本にはこうした景色があるということに自信が持てるかもしれません。

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