エアドゥ84便を旭川空港から羽田空港まで搭乗しましたのでお伝えします。
グリーンポート
グリーンポートとは旭川空港公園の通称であり、飛行機の離発着が見える丘であります。ターミナルからは雪のない季節であれば歩いても徒歩5分程であり、搭乗待ちの合間に行くのも良いかもしれません。
丘の上には雨と日差し避けの屋根の付いたベンチがあります。そこから空港が一望できるほか、山並みも楽しめます。


空港の施設概要案内があるほか、時刻表もあるため、離発着の時間をおおむね理解できると思います。残念ながら離発着は時間がなく撮影はできませんでした。
行った時は真夏でしたが、花が咲いていて、まさにそよ風が吹いていて暑さを和らいでくれます。
搭乗記
エアドゥ便はANAではない
エアドゥはANAとのコードシェアを行っており、実際ANA便で予約・購入しています。ANAホールディングスは同社の大株主でもあります。
そのためか、地上係員はANA系であり、制服もANAであります。搭乗案内の紙きれもANAと全く同じであり、ANA感覚で搭乗待ちをし、小さな子供連れなどの後に搭乗かなと思っていると、グループ1が先行しており、ダイヤモンド会員の優先搭乗は有りませんでした。
シートは一番前のため、後でも特に問題はありませんでした。ちなみに、マイルは通常通り、ダイヤモンド会員の積算率できちんと積算されていました。
ボーイング767型機
エアドウでは自社で新規購入した機材とANAから譲り受けた機体があります。今回搭乗した機体番号はJA601Aであり、ANAから譲り受けた機体でありました。


ANAで初回登録をされた時期から20年を経過しており、機内に乗り込むとかなりの経年感があります。
機内誌はエアドウのみがシートポケットに入っていました。
離陸
5分遅れで出発となります。滑走路の混雑はなく、すぐに離陸となります。
北海道らしい大地を見ながら旋回し、旭川空港が見えてきます。その後さらに旋回し、旭川市内が見えてきます。
以上動画で撮影してみました。
北日本の景勝地を一気に満喫
ベルトサインが消え、ドリンクのサービスが始まります。有料ではありますが、折角の空の旅であるため、ビールをお願いします。
銘柄は北海道らしくサッポロCLASSICであります。価格はおつまみ付きで税込み500円です。ANAとは違いカードや電子マネーは利用できないため、現金払いとなります。
眼下を見ると美瑛らしき景色が見えます。
次いで、新千歳空港とその奥に支笏湖が見えます。
海上に出ると噴火湾の描くきれいなカーブを描く海岸を見ながら津軽海峡が見えてきます。静かな海に雲が反射する印象的な光景でした。また、津軽海峡の潮流も見え、湾内とは違う場所も実感できます。
下北半島が鉞に似ていることを実感しながらビールを飲んでいると八幡平付近上空から遠くに田沢湖が見えてきます。取り囲む山がカルデラ湖を実感させてくれます。
さらに進むと鳥海山が見えてきます。山筋の残雪が版画を見ているようです。
飛行機が降下を始めると郡山上空から猪苗代湖が見えてきます。
以上のような場所を地上で観ようと思うと数日はかかりますが、飛行機の場合はわずか50分程で楽しめてしまい、飛行機旅の醍醐味と言えます。
着陸
台風の影響からか羽田空港は混雑しており、茨城上空で2度ほど旋回し、羽田に向かいます。雲がとても発達しており、樹氷にも見えます。
スカイツリーを見ながら、時折、通り雨のような雲を観つつ、ディズニー横を通過し、東京ゲートブリッジを横目に羽田空港D滑走に23側から着陸していきます。
ボーイング767型機がエンジンを何度も唸らせ、降下していきます。こちらも動画でまとめてみました。
最後は沖止めで降機となり、茹だるような暑さの中身バスに乗り込み、フライトはエンドです。
最後に
日本国内を飛ぶ機体ではもっとも古い機体の一つであるエアドゥのボーイング767型機(JA601A)に搭乗でき、今後搭乗できないかもしれないと思いうと貴重な体験でありました。