エアチャイナはスターアライアンス加盟のフルサービスキャリアでありながら、ビジネスクラスは爆安の時期もあります。欧州行きでは破格の運賃があることもあります。そうした中で、南行き(シドニー)が爆安のためまとめてみました。
エアチャイナ長距離線でもっとも遭遇する機材
エアチャイナは中国のフラッグシップキャリアであり、国際線では世界五大陸就航している希少なキャリアと言えます。
同社の長距離路線のフラッグシップ機材と言えばボーイング747-8型機や777-300ERであります。
しかし、こうした路線は欧州やNYCに限られており、同社の長距離路線でお世話になるのはA330シリーズであります。
既に四半期世紀前から名前を聞く機材であり、古いと感じますが、意外と心地の良い機材です。
ビジネスクラスにおいては2-2-2配列であり、シートはフルフラットになります。そして、シートピッチは58~81インチもあり、かなり余裕のあるスペースが提供されます。
そのため、フラッグシップキャリアでなくとも、快適なフライトが楽しめると言えます。
ビジネスクラス ソウル仁川=シドニー往復
旅程
今回は夏休みど真ん中の旅程を想定してみました。
往路は8月14日の午後にソウル仁川空港を出発します。エアバスA321で移動し、成都空港には17:20に到着します。8時間20分の乗り継ぎ待ちの後、丑三つ時にシドニーに向けてフライトとなります。なんと1:50に出発します。
市内まで出て、本場の担々麺や麻婆豆腐で舌を痺れさせるのも面白いかもしれません。
シドニーには翌日午後の14:40に到着します。
シドニーには2泊し、復路となります。8月17日(土)の夜20:40に出発し、同じく成都に朝5:35に到着します。復路は3時間弱の乗り継ぎ待ちであり、良いと言えます。
ソウル仁川には12:40に到着します。同日中に日本に到着できそうです。
運賃・予約クラス
運賃・予約クラスは下記のとおりです。
運賃 163,090円
予約クラス Rクラス
(AMC 125%加算、搭乗ポイント400ポイント付与)
プレミアムポイント 計18,350PP
PP単価 8.89円/PP
この時期のこの運賃は日本発であればプレミアムエコノミーでも及ばない運賃であり、海外発券がいかに季節需要に影響を受けないと言うことを示しています。
日本からソウルまでのルートで余計に費用が掛かったとしても、利用する価値があるルートと言えます。
最後に
どこかに行くときに、考えるのは外部評価が高く、運賃の安い航空会社がベストであります。次に考えるのは運賃が同等の場合、レーティングの高い航空会社のプレミアムエコノミーを選択するか、どんな航空会社でもビジネスクラスを選択するかとなります。
結論的には後者の方がやはり良いと言えます。
プレミアムエコノミーはマイルの積算率では、ビジネスに匹敵する場合もありますが、サービスとしては違いがあります。サービスの悪いビジネスとサービスの良いプレミアムエコノミーを比較しても、前者の方が良いと言えます。
ビジネスクラスの方がデフォルトで優遇されている点が多いほか、旅行後に積算されるプレミアムポイントとマイルを想像するとそうと言えます。
プレミアムエコノミーを考えている人はワンランク上のビジネスクラスの運賃や条件を改めて確認してみるのも良いかもしれません。