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巨大旅客機エアバスA380ディスコンだけど、空のレジェンドとして活躍を期待

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A380ディスコン

史上最大の旅客機であるエアバスA380が生産中止になったのに加えて、使用している機体を売却する航空会社も出始め、ディスコン街道まっしぐらですが、全機が勇退するまで、レジェンドになって欲しいため、まとめてみました。

エアバスA380概要

運航開始

運航開始は2007年と比較的新しい機体となります。設計思想は後発のB787やA350に引き継がれる部分もあり、21世紀の新しい旅客機の代表とも言えます。

スペック

A380

サイズは旅客機としては世界最大であり、以下のとおりです。

全長: 73 m全高: 24.1 m翼幅: 79.8 m

エンジン: ロールスロイス トレント 970または エンジン・アライアンス GP 7270 ターボファンエンジン各4基搭載

最大搭乗客数 853名

航続距離: 15,200 km

運航エアライン

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現在及び、2019年内にエアバスA380に使用または導入する航空会社は下記のとおりです。

スターアライアンス

ANA、アシアナ航空、シンガポール航空、タイ国際航空、ルフトハンザドイツ航空

ワンワールド

カンタス航空、マレーシア航空、ブリティッシュ・エアウェイズ、カタール航空

スカイチーム

大韓航空、エールフランス

非アライアンス加盟

エミレーツ航空、エディハド航空、中国南方航空

日本路線とも近しいルートが多く、意外とA380を利用している人も多いと言えます。

そして、エミレーツ航空はA380をすでに100機以上運用しており、2位のシンガポール航空(20機台)と比較しても圧倒的の保有と言えます。

A380と言えば、「エミレーツ」というイメージさえあります。個人的には、A380は搭乗口で見ると誰もがその大きさに驚くとともに、2階席は通路が2つあり、窓側の座席では側壁に手荷物入れも有ったりとちょっと変わった体験ができます。

そして、着陸の際は、他の旅客機が比較的静かなのに対して、A380は前輪、後輪ともに「バシャン」と着地するようなインパクトがあります。

いつかは時代に追い抜かれていく

エアバスが当社A380生産中止を表明

エアバス社は2019年2月にA380の製造を中止すると発表しました。これは、今後製造しませんという意であり、いわゆる「ディスコン」となります。

www.airbus.com

原点はA380の最大カスタマーであるエミレーツ航空が自社の方針変更に伴い、市場に適合した機材で運用する方針に変更したいことが大きいと言えます。

エアバス社ではこうした要因によりも受注がないまま、費用が発生するA380構築事業を止血したと言えます。

ルフトハンザが運用しているA380を売却する方針

生産中止も驚きですが、使用している飛行機を売却というのもショッキングであります。つまり、保有しているだけで、コストがかさみ、売却した方がその後の経営は安定することを意味し、お役目終了としては、もっとも理にかないつつ、淋しい話でもあります。 

newsroom.lufthansagroup.com

燃費性能や超長距離需要

新たな敵B787

A380はそれまで40年近く、大型機市場を席巻していたボーイング747型機(通称:ジャンボ機)の地位を脅かし、あっという間に受注されていったのも束の間、市場環境が変化します。

その後に開発された中型機(ボーイング787や自社A350)が燃費と航続距離に優れることから、従来では採算が合わないような、世界都市から成長都市へ直行便が可能となると、A380の役割が変化します。

エンド・ツー・エンドで顧客が囲い込みできる直行便の方が顧客ニーズをつかみ、ニーズを後発の中型機に奪われていきます。

また、A380はその期待の大きさから、パイロット要員(2名だけでも運用可能ですが、長距離便の場合、何かあった場合の対処や2名で乗員500人前後の命を預かる負担)も考えると2名以上必要とも言えるほか、保安要員(CAさん)の機体各ブロックでの確保も必要となり、人件費をはじめとした費用が搭乗率にかかわらず発生すめため、中型機直行便ニーズが高くなっていると言えます。

 レジェンドとして活躍を期待

これまでのレジェンドな旅客機

個人的に、これまでに「レジェンド」と感じる飛行機は以下のとおりです。

コンコルド

ジャンボ機(ボーイング747シリーズ)

コンコルド

コンコルド

コンコルドはイギリスとフランスの各メーカーが共同開発した超音速旅客機であり、スピードは時速2,335km/hと通常の旅客機の倍以上の速さで飛ぶほか、超音速にふさわしいシャープな胴体と白鳥のような独特な翼が子供心にとても未来を感じたものであります。

商用フライトは1976年からエールフランスとブリティッシュ・エアウェイズが運航を開始し、パリ・ロンドンからニューヨークまで3.5時間(通常旅客機は6時間)で結ぶと言うタイムマシーンのような存在でした。

ピークには北大西洋路線だけでなく、リオデジャネイロやシンガポールにも就航していましたが、採算や環境の問題から、最終的にはパリ・ロンドンからニューヨーク線のみとなりました。

その後、2000年に発生した同機初の全損死亡事故を機に、運航を停止・再開するものの、2001年に起きた同時多発テロにより、需要低迷と耐用期間から2003年10月にAF,BAともにコンコルドの運航をやめています。

ちなみに、座席は現在のプレミアムエコノミーかそれ以下のシートでしたが、運賃はファーストクラス級であり、その運賃をしてもビジネスマンやスーパーモデルが重用した飛行機でもあります。当時の特典航空券として空席があれば利用できましたが、「ファーストクラス」特典でした。

ジャンボ機

ANA 744D

ジャンボ機は日本でも認知度が高く、エンジンが4基搭載された一部2階建てになったボーイングの旅客機としては最大の旅客機であります。初の商用飛行は1970年1月と半世紀近い歴史を持つ飛行機であります。

現在まで、胴体のデザインは大きく変わらず、堂々としたスタイリングでJALでは中期モデル747-400を「スカイクルーザー」と呼び、ANAでは特別塗装を公募・採用されたペイントが「クジラ」であり、デザインがとてもマッチしており「マリンジャンボ」と呼ばれていました。

日本の航空会社では、現在すべて退役しており、世界中の民間機としても中期モデル747-400が退役間近で飛んでいるほか、後期モデルの747-8が採用しているエアラインは少ないものの、世界中に飛んで活躍しています。

個人的には搭乗した中で最も安定感のある機体と感じており、マイル修行で那覇空港を離陸し、すぐに左に旋回しながら上昇していく体験はいまでも空の旅の醍醐味として記憶しています。

太平洋でレジェンドを作ってほしい

先述のとおり、A380は就航から12年程での生産中止でありますが、これから引き渡しを受ける航空会社もあります。一般的に飛行機の耐用年数は20~25年であるため、これから引き渡しの場合、2040~2045年までは飛び続けることが想定されます。

そして、ANAはA380を会社としては世界で最後に受け取り始めるエアラインとなります。実際には、最後の製造機の受け取りはエミレーツの方が濃厚ですが。

 

ANAが得意とする「世界初」においては、ハワイにA380が乗り入れるのはおそらく世界初になると言えます。太平洋路線ではカンタス、アシアナ、大韓航空、中国南方航空、シンガポール航空(いずれも時期による)が太平洋を飛んでいますが、日本の航空会社として、太平洋路線に就航するのは初めてであります。

ANAでは、JAL、さらにタッグを組んでいるハワイアン航空の牙城であるホノルル路線に革命を起こすべく、A380を投入するとみられ、圧倒的な座席数と多様なクラスのサービス、そして、日本全国から接続性を整えて、ハワイ路線のシェアを覆そうとしています。

これが実現すると21世紀にふさわしい破壊的なビジネスモデルを創出することもでき、エアバスA380という飛行機が後世に言い伝えられるかもしれません。

もともと、ボーイング派のANAがA380を導入したのは、大人の事情があるにせよ、歴史に残るようなトピックとなりえます。

一方のJALについては、エアバスA350を国内・国際で導入を進めていく中で、大票田のハワイ路線でエアバス機と戦うと言うのも何かの縁とも言えます。

ヨーロッパ生まれのA380が裏側の太平洋で、壮年期に歴史を作るのは結構、醍醐味があると言えます。

もう一つのレジェンドを作ってほしい

A380 cockpit

エアバスA380にはぜひとも成し遂げてほしいレジェンドがあります。それは全損・死亡事故ゼロであります。飛行中のエンジンの損傷はあるものの(本来は許されない)、設計思想が過去の教訓を反映されているからか、アポロ13号のような「失敗の成功」が続いています。

商用飛行から12年と耐用年数を考えると人間であれば40歳であり、体のどこかしら、病気が出てきたりしますが、A380シリーズにはこれから引き渡しを含め、最大25年くらいある期間で全損かつ死亡事故ゼロを遂げてほしいところであります。

そうすると、これまでの飛行機ができなかったこと(同社A340シリーズは全損あり、死亡事故なし以上)を実現したまま勇退が実現できると言えます。もちろん、A380より後に生まれた飛行機(B787シリーズやA350シリーズ)がその記録を奪うのは嬉しいことですが、世界最大の旅客機で全損かつ死亡事故なしを最初に記録を作ったA380は歴史に残ると言えます。

最後に

世界中を見るとなんとなく、終わり的なイメージが漂い出したA380ですが、日本ではブームが起き、ハワイ路線で定着してほしいところです。また、今後退役するまで、安全性を象徴する飛行機というレジェンドを作って欲しいところです。 

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