対馬市南部の厳原にある東横インに宿泊しましたので、お伝えします。
ロケーション
厳原港から1km足らずの厳原の中心部にあります。この辺りでは一番高い建物のようであり、遠くからでも目立ちます。
街の中心部には交流センターとショッピングモールTIARAとマックスバリューが入った施設があり、東横インはその真向かいにあります。
食事の調達はもちろん、雨具なども100円ショップで調達できるのでローコストで済みます。
また、空港方面、北部の比田勝方面行のバス停も目の前にあるのでレンタカーでなくともかなり動けます。
ホテルエントランスから
エントランスは全国どこでも東横インと言った感じです。独特なセンスはどこから生まれたのかいつも考えてしまいます。
1階のフロント横は朝食会場を兼ねたロビーです。シートピッチとかも広いにもかかわらず学校並みにしているのは大量座席確保と言った感じです。
日本のビジネスホテルブランドでもかなり独特な雰囲気があります。
コインランドリーは3機ありますが、洗濯機は一機使用されていませんでした。洗剤は30円で手回しの自販機で購入します。初日は良かったのですが、次の日は壊れてフロントで買いました。
エレベータは1階でカードキーをかざしてと一応セキュリティーはありますが、あくまで籠を呼び出す機能であり、籠内に入ってからの階数指定はカードキーはなくてもいいので、セキュリティーは若干甘めです。
ズボンプレッサーとVOD販売機があります。この辺りも21世紀初頭のビジネスであり、高齢者の滞在が多いのかもしれません。
部屋レビュー
シングルのお部屋です。ベッドが広いのは嬉しいところです。ベッドはデュベスタイルですが、枕はひとつのみと淋しいところであります。
部屋を反対側から見てみます。必要なものはそろっています。寝られない時に耳に触るクロック時計がありますが、この時計はカチカチ言わないので良かったです。
インテリアと言うよりは必要最低限のものを低コストで用意した部屋と言う感じがします。
デスクトップ回りも独特な世界観であります。ティッシュは一応ケースに入れられていますが、替えはその下にあり、そのまま使ってしまいそうな感じであります。その方がメンテにも良いのかもしれませんが。
セーフティボックスもきちんとありますが、ホテルではあまり見られないブランドであります。
聖書などは棚の中に置かれているのですが、100均で買ったような取ってつけたような棚にありました。その左右には謎な書物がありました。APAへの対抗なのでしょうか。
昔の東横インと言うと、ベッドサイドには国鉄の特急電車の普通車の窓側のテーブルのようなプラスチッキーなサイドテーブルがありましたが、令和な今はないようですが、フロアランプの途中にはガラステーブルがついており、その役割をしています。
場所柄か日本語よりもハングルが目立っていました。
バスルームは必要最低限のものは用意されていますが、よくぞここまでコスト削減できたというような感じがします。機能性や安全性は確保されていますが、見た目や雰囲気は二の次のようです。
一応、レインフォールシャワーもありますが、意義が不明です。水源は一系統であり、シャワー利用と洗面利用は併用できません。合理的ではありますが、バルブの切り替えが面倒であります。
シャンプー類はディスペンサータイプでした。かつてワイドショーでは必ずスポンサーであった企業ですが、近年はこうしたところでビジネスを拡大しているのでしょう。一時期はフロッピーデイスクなども販売していましたが、今はどうなったのでしょう。
歯ブラシなどのアメニティはフロント横からピックアップしないといけません。ナイトウエアも同様です。フロント横にあり、抑止力が働いているのか、スーパーのレジ後の袋詰め代でビニール袋をトイレットペーパーを勢いよくガラガラするように貪り取る人はいませんでした。
窓からの景色は街の中で随一の高さを誇り、景色はなかなかでした。
各フロアの廊下の南北の端は窓があり、景色が見え、南側は厳原港が見えます。
逆に北側は国道と山並みが見えます。となりはNTTでしょうか。
東横イン対馬厳原の朝食
朝食無料と言うことで6:30開始から人混みが出来ています。セルフタイプであり、列に並んで順次ピックアップしていきます。
生野菜サラダはほぼキャベツ、ご飯は炊き込みご飯あり、肉物はウィンナー、卵と漬物と焼き魚は大量加工の定番のサバ(かなり小ぶり)、そして朝から腹持ちのためか焼きそば(コナモノの麺多め)となります。
味噌汁は大豆の油揚げ多めと過敏性大腸症候群の人にとってはFODMAPが多すぎて悩ましいかもしれません。当てはまり、午前中はお腹が重い日でした。
最後に
離島に来るとスーパーで売っているおつまみが秀逸であり、ホテル代を安くしてこうしたおつまみで部屋飲みを豊かにした方が何かと幸せを感じるかもしれません。
いつも夜の時間が楽しいのはお酒依存かもしれませんが。
東横インは日本のビジネスホテルでもかなりエッジが効いており、安いことを実感できるところはありますが、割り切れば干渉のないホテルなので、コスパ良いかもしれません。
同島に温泉付きのビジホがあれば、そちら一択になるかもしれませんが。