ユナイテッド航空のアメリカ国内線のファーストクラスに搭乗しましたので、お伝えします。
ユナイテッド航空アメリカ国内線のクラス
ユナイテッド航空のホームページによると「ユナイテッド・ファースト」米国内およびカナダ国内路線と記載されており、「ユナイテッド・ビジネス」は米国－中南米／カリブ海路線と記載されていますが、国内線でも本当のファーストクラスのシート設定がある3クラス制の場合はビジネスクラスも存在したりするなどよくわかりません。また、最近設定されている新ブランドのポラリスについても国内線でも国際線でも設定があり、過渡期ではあると思いますが、ややこしくなっています。
ファーストクラス搭乗記
ホノルル=サンフランシスコ間距離
ホノルル=サンフランシスコ間は2,399マイルであり、東京からアジアの距離でいうとハノイより少し先ぐらいの距離になります。ちなみに成田=ホノルル間3,831マイルであり、日米間の中間地点にハワイがあるわけではないようです。
UA396便はホノルルを21:00に出発し、サンフランシスコには朝の4:57に到着します。ホノルルとサンフランシスコの時差は3時間ですので、実質の飛行時間は約5時間となります。ぐっすりと眠るには物足りないですが、一応夜行便です。
搭乗まで
搭乗口に行くと人でごった返しています。隣のゲートには同じくユナイテッドのロサンゼルス行きが搭乗時間間際でしたが、こちらも人でごった返していました。ホノルル線は昼行便もあるのですが、夜行便は時間を有効活用できるので人気があるのでしょうか。上級クラスなのでグループ1で搭乗できますが、グルーブ1も長蛇の列であり、伊丹=羽田線のダイヤモンド行列のようです。
ファーストクラスシート
今日の機材はボーイング777-200型機での2クラス設定であり、ファーストクラスのシートは28席あり、残りはシート間隔の広いエコノミープラスと普通のエコノミークラスです。米国国内線では2クラスの場合はファーストクラスと呼ぶようです。
ファーストクラスといっても、中身はビジネスクラスであります。座席構成は2-4-2の配列で進行方向を向いた座席と反対に向いた座席が列ごとに交互に設置されているユニークな構成です。
日本の電車でいうとボックスシートのような感じですが、お見合いするわけではなく、モニターが設置されており、仕切られています。夜行便なので枕と本格的なコンフォーターも提供されます。
各座席はフルフラットになるシートであり、標準のシートピッチは約195cmもあります。座席幅は48.3cmあり、国内線のプレミアシートとしては豪華な仕様となっています。
ウェルカムドリンクはソフトドリンクのほか、スパークリングワインも選択できます。カップはスターアライアンス流なのかプラスチックのカップです。
機内食
ほぼ満席の状態で出発し、ベルトサインが解除されると機内食の提供が開始されます。予約時点での旅程表にはスナックと書かれていたので乾き物程度か思っているとハンバーガーとフルーツとしてブドウが提供されました。ハンバーガーに関しては普通の味ではありますが、寒い機内で温かい食べ物でよかったです。
ドリンクに関してはワインなど一通り選択できます。グラスはきちんとしたガラス製のものですが、ANAのビジネスクラスのようなグラスではなく、小さめのグラスです。最後にデザート代わりに、サンフランシスコ空港をハブにしているのが関係あるのかわかりませんが、ギラデリのチョコレートがついてきます。
ラウンジで一通り食べたので機内ではそれほど食べたくないながらも完食してしまいました。アルコールの影響もあり、その後爆睡してしまい、着陸態勢で目が覚めた状態でした。
最後に
サンフランシスコ空港にはほぼ定刻通りの朝5時過ぎに到着。まだ、夜が明けきらない時間帯ですが、空港は搭乗に向かう人が思いのほか多く、朝から忙しいと感じました。今回のフライトは名称こそファーストクラスですが、ビジネスクラスそのものでしたが、日本国内線のプレミアムクラスと比較すると距離が長いとは言え、シートは豪華であり、食事も陶器の食器に盛られて提供され、外部機関からあまり高い評価を得ていない割に、サービスは良いと意外性を感じました。
