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シンガポール航空 A350 SQ118搭乗記 シート別広さを調査

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以前、海外発券の格安ルートについて書きましたが、実際乗る機材が快適かどうか確認するため、シンガポールに行った際に、A350に実際、搭乗してみて、快適さを試してみました。

今回の搭乗ルート

今回の搭乗したSQフライトはANAのクアラルンプール発券の復路の一部として購入しました。ANA区間はレッドアイフライトのNH843で早朝シンガポールに到着し、その後、シンガポールを観光し、夕方にSQ118にて、クアラルンプールに行く旅程です。SQクアラルンプール線は、朝と夕方のみ自社フライトを運航しています。朝はA330-300で、夕方はA350-900となっています。夕方便はA330-300となる日もありますので、注意してください。 

Filght Dep Arv Class
NH843 HND 0:30 SIN 6:30 S
SQ118 SIN 18:45 KUL 19:45 L

運賃については、単純にSINからKUL片道で購入するとかなり高いですが、ANAのKUL発券の一部で購入すると、KUL-TYOよりSINを経由する方が3,000円程度高くなるのみで購入できます。LCCの同区間と比較しても遜色ない運賃です。SQ区間の予約クラスはL(AMC50%加算)でした。時期により、K(AMC加算0%)とかもありますので注意してください。ANAサイトでは、上記旅程がない場合もあるので、今回はエクスペディアで購入しました。 

SQにおけるA350-900

シンガポール航空は、国際線のみ運航するエアラインで、最新機材を積極的に導入しています。A350-900は燃費が良く、これまでの機材よりもノンストップで飛行できる距離が長く、飛行時間の短縮にも貢献しています。シンガポール航空でのA350就航地は下記のとおりです。

A350-900就航地(From Singapore)

Destinations
Asia Tokyo(HND), Hongkong
Kuala lumpur, Jakarta
Mumbai
Oceania Melbourne
Europe Amsterdam, Barcelona
Dusseldorf , Manchester
Milan, Moscow(DME), Munich
Africa Johannesburg, Cape Town
Americas Houston, San Francisco

*赤字は2017年7月1日開始予定、ケープタウン、ヒューストンは経由便 

スケジュールや機材が変更となる場合もありますので、シンガポール航空サイトで詳細は確認してください。
 シンガポール航空サイト

 首都でないものの大都市で、他航空会社では乗り継ぎを必要とする都市や競合の激しい路線に投入し、他社差別化を図っていると思われます。羽田空港へもシンガポールを朝に出発する便に投入されています。

搭乗レポート

SQ118はシンガポール航空のメインターミナルのT3ではなく、T2からの出発でした。(日によっては違うかもしれませんが)SQのエコノミーフライトのため、ANA上級会員の場合は、クリスフライヤーゴールドラウンジ利用となります。

ラウンジの記事はこちらです。 

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ラウンジを出て、ゲートに。本日の機材は、エアバス10,000機目の機材です。

10,000機目の記事はこちら

エアバス、1万機目の納入達成 シンガポール航空へA350-900

いざ搭乗です。ビジネスクラス(座席配列1-2-1)を通り過ぎ、プレミアムエコノミー (座席配列2-4-2)を通り過ぎます。プレミアムエコノミーのバルクヘッドは広いですね。これだとロングフライト窓側でも十分ですね。

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ビジネスクラス

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プレミアムエコノミー

ちなみに、シンガポール航空のビジネスクラスとプレミアムエコノミーのスペックは以下の通りです。 

ビジネス 

ピッチ約152cm,幅約71cm,フルフラット,モニター, モニター18インチHD

プレミアム

ピッチ約96.5cm,幅約49.5cm,リクライニング20cm, モニター13.3インチHD

ビジネスはちょっと違いますが、プレミアムはほぼANAと同じですね。

 エコノミーバルクヘッド調査

A350は上述の通り、長距離路線で活躍しており、搭乗する場合は、ビジネスであれば、より長く搭乗していたいと思うものですが、エコノミーですと早く時間が過ぎてくれないかと思うものです。そこで、エコノミーでも快適に過ごせるバルクヘッドのシートを確認してみました。

SQ A350-900のバルクヘッドは大きく分けると二カ所あります。前方より、41列と47列(48列)があります。

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シンガポール航空サイトより

A350シートマップ(PDF)

41列目

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プレミアムエコノミーの直後のシートで、パーティションで仕切られています。シートは写真のような感じです。進行方向右からABC DEG HJKの3-3-3配列です。窓側や真ん中のシートでは、トイレに行く際などは、通路側の人の足を大きく跨ぐことが必要ですが、空間としては快適です。また、モニターについては、CとHはひじ掛けから取り出すタイプで、ほかのシートは切妻に装着されています。高い位置にあるので、見づらいかもしれません。また、映画の内容によってはプライバシーが気になります。

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41Dについては、41Eとの間のアームレストが可動式なので、41Eが空席の場合、広く使うことが出ると思います。

47,48列目

47列目は、BC DEG HJの2-3-2配列です。この区画は非常口に面する列で、BCとHJでは、前に何もなく、シートの前に立ち上がれば気兼ねなく、トイレに行けます。非常口ドアの空間確保のためか、AとKがないというのも特徴的です。モニターはひじ掛けから取り出すタイプです。47列DEGについては、41列DEGと同じ作りになっています。

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48列目は窓側のAとK列のみバルクヘッドとなっています。トイレに行く場合は、前に進み、非常口ドアの横をすり抜ける形です。47B,47Jが空席であれば、気兼ねなく行けますが、窓側に首を傾けて寝ていたりすると、少し気を遣うかもしれません。長距離便ではあまり窓を開けていると顰蹙を買いそうですが、窓の景色を楽しめるバルクヘッドといえます。ちなみのシートグルでは、このシートをGoodとしています。注意としては、47,48列目は非常口付近にあるので、飛行中は寒く、体が冷えると思いますので、ブランケットを余計に借りるなどの対応が必要かと思います。

ちなみにエコノミーの通常シートは以下のような感じです。スペックとしては、ピッチ約81cm,幅約48cm,モニター11.1インチとなっています。電源やUSBポート、簡易的なフットレストもついています。バルクヘッドにはフットレストはありません。

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SQ118 離陸・機内サービス

今回は、41Aを確保できました。シンガポール航空のサイトでは、ずっと41Aは指定できませんでしたが、3日前になると開放されたのか、空席となっていたため、指定しました。SIN-KULは短距離のためか、無料で指定できました。足元は十分広いです。幸い隣席もいなかったため広く利用できました。

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離陸時、SQ118の離陸の前にキャセイ・パシフィックのA350が飛び立っていきました。香港線はSQとCXの競争が激しそうです。

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モニターは切妻に装着されているものを利用します。ちょっと高くて見づらいです。タッチパネルも有効です。

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コントローラーは大きなタイプで、飛行表示などもします。

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機内サービスはドリンクのみで、コーヒー紅茶のほかジュースが選べます。LCCは何もないので、最新機材であり、ドリンクがあるというのはフルサービスキャリアの意地なのでしょうか。

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最後に

今回は、シンガポールの観光もかねて、SQのA350-900のエコノミーのバルクヘッドが快適なものか調査してみましたが、十分快適と言えます。ライフタイムマイル修行も含めて、長距離便のフライト(長距離ではバルクヘッドのシートは有料ですが)を検討してみたいと思います。バルクヘッド調査レポートはまた、別キャリアでも機会がありましたら、レポートしてみたいと思います。

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