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My SeatGuru ビジネスクラス

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ANA ビジネスクラス 機内

ビジネスクラスに搭乗した中からおすすめできそうなシートをSeatGuru風にシートマップとシート番号をもとにお伝えしてみたいと思います。 

そもそもSeatGuru(シートグル)とは

ウィキペディアによると以下のように記載されています。

SeatGuru.com is a website that features aircraft seat maps, seat reviews, and a color-coded system to identify superior and substandard airline seats. It also features information about in-flight amenities and airline specific information regarding Check-in, Baggage, Unaccompanied Minors and Traveling with Infants and Pets. 

SeatGuru.comとは、飛行機の座席表や座席のレビューを掲載したウェブサイトで、座り心地の面で、良い座席と普通の席を色の塗分けにより、一目でわかるようにしています。そのほかに機内でのアメニティやチェックイン、手荷物、未成年者や幼児やペットと一緒に旅行する場合などの航空会社独自の情報も掲載しています。 

簡単にいうと、航空会社の飛行機の機材別に、前に座席がなく足元が広く快適な座席の情報を提供し、逆に、トイレの前の座席でトイレの音がひっきりなしにするので、おすすめできないといった情報を提供してくれるサイトです。SeatGuruの日本語の意味は直訳すると「座席せんせい」といったところでしょうか。グルというと日本人にはマイナスなイメージを抱いてしまいます。 

沿革については以下のように記載されています。

In October 2001, frequent business traveler Matthew Daimler launched SeatGuru.com. Each seat is color-coded, with green being a "good seat", red being a "poor seat", and yellow being a "be aware" seat, meaning that there is some information that you should know about the seat (less legroom, etc.). Since then, SeatGuru has expanded to more than 700 aircraft seatmaps from more than 95 different airlines.

In August 2003, SeatGuru.com was incorporated in Seattle, WA, following the launch of Google's AdSense program. The AdSense advertising platform helped SeatGuru monetize its website traffic. In March 2007, SeatGuru was purchased by TripAdvisor.

2001年の10月に、出張族であったマシュー ダイムラー氏がSeatGuru.comを立ち上げ、同サイトでは、足下の広さ等の情報をシートごとに「緑色は良席」「赤はプア席」「黄色は要注意席」と色別にわかるようにしています。立ち上げ以降、95以上の航空会社、のべ700機材以上の座席表の情報の提供に至っています。2003年8月には、グーグルアドセンス(コンテンツ連動型広告配信サービス)の開始についで、会社化し、アドセンスにより儲かったようです。そして、2007年3月には、トリップアドバイザーに買収されています。正味現在価値がどう評価されたか知りえませんが、自分の経験をイ多くのトラベラーのために提供したことでつかんだサクセスストーリーのようです。 

SeatGuru(シートグル)の使い方

SeatGuruについてのお話が長くなりましたが、使い方を少しご案内いたします。まず、SeatGuru(シートグル)のホームページにアクセスします。現在のところ英語しかありません。

Find Seat Mapsの下にあるAirline Nameに航空会社名を入れます。全日空であればANAでも、NHでも入力すればANAと入力されます。次に隣の欄にフライト番号を入れます。そして、出発日を選択し、Find Seat Mapsのオレンジのボタンをクリックします。

seatguru1

フライト情報が表示されます。一番右端のView seat map をクリックします。

seatguru2

飛行機の座席表とともに色がついたシートが表示されます。

 

seatguru3

主な色分けの見方

Good seat

いい座席

Be Aware

要注意座席※1

Bad seat

悪い座席

Mixed Review

良し悪し座席※2

Standard seat

普通の座席

Blocked seat

予約できない座席※3

Premium seat

プレミアム座席※4

※1 基本的には足元が広い座席ですが、シートテレビはひじ掛けから取り出さないといけないとか、トイレに近いので音がうるさいといった訳アリの座席といったところです。カーソルを対象の座席にかざすとコメントが出ます。

※2 搭乗した人により、コメントがわかれる座席です。

※3 シートテレビが壊れていたり、クルーの休憩用の座席だったりと普段は乗客向けに利用されないシートで、指定できない席です。

※4 マイレージ上級会員だけが指定できる、または、座席指定するのに座席指定料金を必要とする座席です。最近はこういった座席が増えています。

良い座席の特徴は専ら、足元が広いということのようです。

悪い座席の特徴は、トイレやギャレー(CAさんが機内食や飲み物を用意する厨房のようなところ)が近くうるさい場所に位置している座席やリクライニングがほかの座席に比べて倒れない、非常口の近くで窓がないといった点が挙げられます。 

どんな座席配列かとりあえず知りたい場合は?

予約する前に特定の航空会社の特定の機材の座席表を知りたいという場合は、同ホームページのBrowse Airlinesからお好みの航空会社を選択し、次のページで機材を選択できます。同じ機材でも、バージョンにより座席配列が異なるため、航空会社のホームページのシートマップ画面と見比べて特定する必要があります。このほか、いちいちサイトにアクセスするのが手間な場合は、検索で直接、「Seatguru ANA 787」と検索すると上位1位で結果が表示されます。

seatguru4

 

My SeatGuru

それでは、マシュー ダイムラー氏ほど飛行機に搭乗していませんが、自分の知る限りにおいて、独断と偏見で各航空会社のビジネスクラスをいくつかSeatGuruしてみたいと思います。

ANAの場合

ボーイング767-300ER

最近、あまり搭乗機会が少なくなりましたが、ビジネスクラスは2-1-2配列で、真ん中のシートは一人掛けです。しかも袖机のようにひじ掛け横に荷物収納があり、荷物が少なければ、わざわざ天井まで荷物を上げなくても済み、大変便利です。そんなボーイング767-300ERですが、ベストシートは4Dです。左右から見ても真ん中、ビジネスクラスでも真ん中です。最前列の1列目がよさそうですが、シートテレビはひじ掛けから出すタイプで離着陸時にはテレビが見れません。また、1列目の通路側座席は機内食の配膳の際にカートが気になる所でもあります。

a 767-300 seatmap

ボーイング787-8

ビジネスクラスとエコノミークラスの2クラス仕様の機材の場合、ビジネスクラスは2-2-2配列のリクライニングタイプです。フルフラットで寝そべることはできませんが、足元は十分な余裕があります。お勧めのシートは1Kか5A,5Kです。本来は1Aがいいのですが、搭乗時多くの人が通過していくのも1Aであり、人目が気になる人は1Kの方が比較的通過する人が少ないので、おすすめかと思います。また、5A,5Kについては、ビジネスクラスのシートは前列ほど人気で、非常口を挟んだ後方側は思いのほか空いていることがあり、搭乗客が少なく、静かなことがあり、そうした場合には前方側より快適に感じられると思います。

ana 787-8 seatmap

ボーイング777-300ER

導入から年数はたっていますが、ANAのフラッグシップ機で、ファースト、ビジネス、プレミアムエコノミー、エコノミーの4クラス制となっています。ビジネスクラスはスタッガードシートという日本初のフルフラットの座席で、ジグザク配列で1-2-1配列となっています。

ana 77W seatmap

基本的に隣接が見えないように互い違いの配列となっており、個室感が高い構成となっています。そのようなビジネスクラスにおいてお勧めのシートは、5A,5Hと7A,7D,7Hです。5列目はビジネスクラス最前列で、この先ファーストクラスです。前方より行き来する人はCAさんくらいで静かである点とバルクヘッドのため、シートピッチは他シートと同一であるものの、荷物を置けるスペースが広く離着陸時以外は、スペースを有効活用できます。7列目同様に荷物を置くスペースが広くなっており、快適に過ごすことができます。 

シンガポール航空の場合

シンガポール航空シートマップ

ボーイング777-300ER

同社の同機では、ファースト、ビジネス、プレミアムエコノミー、エコノミーの4クラス制とファースト、ビジネス、エコノミーの3クラス制の2タイプがあります。いずれのバージョンでもビジネスの場合、おすすめは11A,11Kです。

SQ 77w seatmap

シンガポール航空のビジネスクラスは1-2-1配列で、シート幅は30インチとビジネスクラスでは最大級の幅です。他の航空会社のビジネスクラスではリクライニングしてフルフラットになりますが、同社の場合は背もたれを前に倒してフルフラットのベッドに可変します。座席幅最大級であるものの足元が思いのほか狭いのも特徴ですが、11A,11Kについては、前に座席がないため、足下の狭さがなく、かつシートピッチも広いため、その先にあるファーストに近いスペースがあります。また、シートモニターも切妻に据え付けられているため、肘まわりが煩わしくなることもなく、非常に快適で個室感のある空間です。 

まとめ

シートグルは飛行機の中で少しでも広い座席を求めようとする顧客の希望を自分の経験から得た情報を提供することにより、ヒットしたサイトで、とても便利なサイトです。インターネットで何でもわかる時代ですが、実際に搭乗してみないとわからない情報が多いのも飛行機の旅であり、今後も当ブログを通じて提供してみたいと思います。

ana seat

 

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