エアチャイナホームページより
2018年6月12日は歴史的な日になるのかわかりませんが、平壌からシンガポールまでのビジネスクラスの運賃を調べてみました。
平壌の空港
概要
平壌の空港は市の中心部から24km離れたところにあり、第二次世界大戦中に供用が開始した空港であるようです。滑走路は3,800mと3,435mの滑走路があり、意外と長い滑走路があるようです。空港コードはFNJであり、順安(すなん)空港とも呼ばれているようです。
就航地
国際線の就航地は、本国の航空会社である高麗航空が中国とウラジオストクに就航しているようです。国際線ターミナルにはビジネスクラスラウンジもあるようで、同社のビジネスクラス利用の場合には利用できるようです。
海外の航空会社の就航
2017年4月までエアチャイナが乗り入れたものの、その後廃止されており、海外の航空会社の乗り入れは、現時点ではないようです。
ビジネスクラス 平壌=シンガポール往復
少し先ですが、9月の平壌とシンガポール往復を調べてみました。するとエアチャイナが週3便で運航される予定のようであり、往復運賃が調べることが可能でした。
旅程
往路は下記の通りです。
夕方に平壌を出発し、翌朝にチャンギ空港に到着します。平壌と北京間はアメリカ製のボーイング737、北京=シンガポール間(CA975便)はエアバスA330となっています。CA975便は日本からの接続も良いので、搭乗された方も多いと思います。
復路は下記の通りです。
深夜23:30前に出発し、翌日の夕方に平壌に到着します。
運賃・予約クラス
運賃は295,050円であり、予約クラスはCクラスであり、ANAマイレージクラブでは125%加算で、搭乗ポイント400ポイントも加算されます。
積算マイル・搭乗ポイント
金額が高額のため、計算しても良い結果ではありませんが、念のため、計算してみました。
区間 | クラス | 区間マイル | 積算マイル | PP |
---|---|---|---|---|
FNJ-PEK | C | 488 | 610 | 1,010 |
PEK-SIN | C | 2,780 | 3,475 | 3,875 |
SIN-PEK | C | 2,980 | 3,725 | 4,125 |
PEK-FNJ | C | 488 | 610 | 1,010 |
合計 | 8,420 | 10,020 |
積算マイルは8,420マイル、プレミアムポイントは10,020PPであり、PP単価は29.45円/PPとなっています。
エコノミクラスは?
ビシネスクラスは安い時期の日本からヨーロッパ直行便往復ぐらいもしますが、エコノミーも確認してみました。
運賃・予約クラス
旅行は同一で、運賃は92,950円、予約クラスはV,Tクラスであり、ANAマイレージクラブではいずれも50%加算となり、PP単価は27.60円/PPとビシネスよりは良いものの、同社の別ルートのPP単価の3~4倍以上もします。まだまだ、現地から海外に行くのは厳しい場所なのかもしれません。
最後に
エアチャイナの平壌発券は国交のある中国やシンガポールやマレーシアのみと思うと東京行きやニューヨーク行きもあります。いずれも運賃は割安とは言えませんが、本日(2018年6月12日)の会談を前提として、運航再開を計画して予約受付しているのかもしれません。いずれは、仁川経由とか就航するかもしれませんが、スターアライアンス(アシアナ航空)の方が先行するかもしれません。