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プレミアムエコノミー? ANA国際線搭乗記 NH860 香港から羽田

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ANA B787-9 HKG

特典航空券で発券したエコノミーで香港から羽田まで搭乗しました。ボーイング787-9ということで、香港線でプレミアムエコノミーサービスがあるか確認しました。(初稿2017/5/14 更新2017/7/4)

東京-香港間のフライト

東京、香港はそれぞれ東アジア代表の都市で、金融都市でもあり、多くのエアラインが就航しています。東京(羽田・成田)に就航している航空会社は以下の通りです。

フルサービスキャリア

日本航空、ANA、キャセイパシフィック航空、キャセイドラゴン航空、香港航空

エチオピア航空

LCC

ジェットスター・ジャパン、バニラエア、香港エクスプレス航空

 日本航空とANAとキャセイパシフィックが一日数便、羽田・成田からそれぞれ運航しています。LCCでは、香港エクスプレスが早朝の時間帯に運航しているため、短期間の予定であれば、時間の有効活用ができると思います。

エチオピア航空は香港を経由して、アディスアベバまで運行されています。東京と香港間は以遠区間で運賃が割安な場合もあります。関連記事はこちら

 ANAのスケジュール

ANAは羽田便が往復週18便、成田便が往復週28便運航されています。羽田便のうち、毎日運航されているNH859,860便はB787-9で運航されています。スケジュール的にも、香港にお昼に到着、香港を午後出発と現地滞在を長くできる時間帯となっています。Wi-Fiサービスもあり、機内で、NHKワールドやCNNといった衛星放送をLIVEで視聴も可能です。B787-9は3クラス構成で、シートはビジネス、プレミアムエコノミー、エコノミーの3クラスとなっています。

香港線時刻表(ANA時刻表2017/7/1~より)

ANA香港線時刻表

しかしながら、香港線ではプレミアムエコノミーの運賃設定はないので、エコノミークラスのみとなっています。では、プレミアムエコノミーのシートはどのような扱いになっているのでしょうか。

ANA プレミアムエコノミーシート

プレミアムエコノミーシート(ムンバイ線搭乗時、2017年4月撮影)

シートの配列

 プレミアムエコノミーのシートはビジネスクラスの直後に配置され、2-4-2の座席配列となっています。3列ある機材と2列ある機材があり、プレミアムエコノミーシートの総数は24席または16席となります。

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シート番号でいうと、15A,C,D,F,G,H,K  16A,C,D,F,G,H,K  17A,C,D,F,G,H,K

プレミアムエコノミーとエコノミーの違いは?

違いについて、以下の表にまとめてみました。 

サービス Premium
Economy
Economy
シート
前後間隔 約97センチ 約86センチ
座席幅 約49センチ 約44センチ
モニター 11インチ 11インチ
電源
食事
メイン エコノミー エコノミー
デザート -
軽食 サンドイッチ
ミニうどん
スープ
サンドイッチ
ドリンク※
ビール
ワイン 泡、赤、白※ 赤、白
日本酒 -
焼酎 -
ウィスキー
アメニティ
スリッパ -
歯ブラシ -
耳栓 -

※プレミアムエコノミーについては、メインの食事の後にビジネスクラスのドリンクが提供可能となります。最初から提供だとプレミアムエコノミーの人が飲みすぎて、ビジネスクラスの乗客に提供できなくなるからですかね~。

大きな違いはシートではないかと思います。広さでいうと縦で10センチ、横で約5センチですが、この差は大きく、プレミアムエコノミーのシートはふんわりしているので、エコノミーと比較してリラックスできると思います。

アメニティに関しては、スリッパが大きな違いですが、ホテルに宿泊の際、部屋にアメニティーとして提供される使い捨てスリッパを持参すれば、エコノミーでも靴を脱いでくつろげるので、有無の差はないです。ちなみにビジネスクラスでは、トイレに歯ブラシのほか、マウスウォッシュとボディシートがついているので、爽快感がかなり違います。プレミアムエコノミーでもこれくらいは配布してほしいものです。

プレミアムエコノミー?搭乗記

午後発のフライトのため、中環のホテルをチェックアウトし、空港へ。

香港中環中心

WEBチェックインで15C(プレミアムエコノミーのシート)を指定し、カウンターで搭乗券を受け取る際、係員よりシートマップを案内され「プレミアムエコノミー」と伝えていただきました。しかし、搭乗券にはエコノミーと記載されています。出国後、シンガポール航空のラウンジに。シンガポール航空のラウンジは、入口は一つですが、内部でビジネスクラス用とファーストクラス用にラウンジが分かれています。スターアライアンスゴールド会員の場合、ビジネスラウンジとなります。ビジネスラウンジでも、食事の種類も豊富で、ラクサなどは調理したものを用意してくれます。また、お酒はバーカウンターがあり、バーテンダーさんが注いでくれます。(セルフだと消費量が増えるからでしょうか。)

香港シルバークリスラウンジ

シャワールームもあり、トイレの洗面所には歯ブラシやハンドタオルなど用意されています。奥には、自社のビジネスクラスを意識したような個室風のシートもあり、一人旅でもくつろげます。

定刻通りに搭乗となり、機内に。15Cは当然プレミアムエコノミーのシートで最前列のため、広々しています。しかし、シートポケットを見てみるとスリッパはありません。やはり、「プレミエコノミー」ではなく、シートが開放されている「エコノミークラス」です。

NH787-9

食事はどちらも同一ですが、その後の軽食はエコノミーで、到着前にサンドイッチのみでした。カーテンの先のビジネスクラスから豚骨の香りをわんこのようにクンクンしてしまいました。黄昏時の景色を見つつ、衛星放送は意外と生番組が放送されているので視聴してしまいます。

まとめ

ANAの羽田-香港線のデイリー運航している便はプレミアムエコノミーのシートが設定されていますが、サービスはエコノミーです。しかしながら、機内で過ごす上で、最大のメリットはシートの広さでありまして、香港線で予約した機材がボーイング787-9であるならば、15列から17列目がおすすめです。予約時空いていなくても、出発時間の24時間前にオンラインチェックインで座席のブロックが開放される可能性もあるので、ホームページでアクセスしてみるのもいいと思います。また、空港のカウンターで空いていないか聞いてみるのも手かと思います。

黄昏時

 

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