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シンガポール航空 ビジネスクラス搭乗記 SQ495便 ドバイ発 B777-300ER 完璧なサービス

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70周年記念ぬいぐるみ

ドバイからシンガポール・チャンギ空港までシンガポール航空のボーイング777-300ERのビジネスクラスを利用しましたのでお伝えします。 

シンガポール航空のビジネスクラスシート

シンガポール航空では現在、3種類のビジネスクラスが存在しています。

Newビジネスクラスシート

新ビジネスクラス

シンガポール航空ホームページより

最新鋭のエアバスA350-900と長距離フライトが得意のボーイング777-300ERの一部に設置されています。シートピッチは55インチで、シート幅は28~30インチです。フルフラットのビジネスクラスシートとしては第二世代にあたります。シートの素材はファブリックで汗蒸れではレザーよりも良いと言えます。第一世代と構造やレイアウトは近いものの、改善が図られ同社のビジネスクラスとしては最強のシートです。 

ビジネスクラスシート

第一世代ビジネスクラス

シンガポール航空ホームページより

同社が初めて1-2-1のレイアウトでサービス提供開始をしたビジネスクラスシートであり、シートピッチは55インチで、シート幅は34~30インチです。サービス開始当初はA380という新しい飛行機において、座席幅の広いビジネスクラスで驚異のシートとして認識されています。現在でも他社と比較してもゆったりとした構成であり、シートはフルレザー仕様であり、豪華さを誇っています。利用できる機材はエアバスA380–800型機、ボーイング777–300ER型機、および座席配置変更後のボーイング777–200ER型機で利用可能です。 

短距離用ビジネスクラス

短距離型ビジネスクラス

シンガポール航空ホームページより

主に、短距離路線で使用されており、機材はエアバスA330–300型機、座席配置変更後のボーイング777–300型機、およびボーイング777–200型機に設置されています。シートピッチは60インチで、シート幅は24.5インチです。フルフラットにはなりませんが、ライフラットになり、隣席とのプライバシー確保を強化しており、ライフラット状態にすると隣席はあまり意識しなくて済む構造のようです。以前、同社がカイロ便を運航(ドバイ経由)していた時にA330にて利用しましたが、ドハイからシンガポールに着くまで、朝食を食べ損なう程熟睡してしまったほど、快適なシートです。大阪、名古屋、福岡に主に投入されています。 

ビジネスクラス機内食「ブック・ザ・クック」

コック

シンガポール航空ホームページより

同社のビジネスクラス機内食では、事前に申し込むことで自分の食べたいメニューにすることができるほか、当日機内で選択もできます。ただし、当日の選択は選択肢が限られます。シンガポール航空ではホームページで以下のように説明しています。

本格的なダイニング・サービスで世界の味を堪能できる空の上のレストラン。それがシンガポール航空の機内食です。「インターナショナル・カリナリー・パネル」の最高のシェフたちが創り出した素晴らしいメニューを含む、さまざまなメインコースをご出発の24時間前までお選びいただけます。ブック・ザ・クックはスイート、ファーストクラス、ビジネスクラスでご利用いただけます(朝食/リフレッシュメントを除く)。プレミアムエコノミークラスのお客様は、プレミアムエコノミー ブック・ザ・クックをお楽しみください。

ちなみに、ドバイ発のビジネスクラスのメインディッシュは下記から選択できます。

■ビーフ・テンダーロインのロースト

ローストビーフの仔牛ソースがけ、ガーリック入りマッシュポテトと季節のお野菜

■牛肉のブラック・ビーン・ソース炒めと卵チャーハン

テンダービーフのブラック・ビーン・ソース炒めと卵炒飯、椎茸、ニンジン

■中東風ラムシャンク(仔羊のすね肉)

中東の香辛料でじっくり煮込んだラムシャンク(仔羊のすね肉)、サフランライス、ホウレン草のソテー、ガーリックとオニオン

■イラン風鶏肉とラムのコフタ

サフランでマリネした鶏肉とラムのコフタ シラントロソース、バーベリーライス

■ポーチドチキンのタラゴンソースがけ、ライスと季節のお野菜

じっくりと煮た柔らかい鶏の胸肉のタラゴン風味ソースがけ、バスマティライスと季節のお野菜

■ロースト・チキン・ライスの青梗菜添え

鶏肉のロースト、チキン風味のライスと青梗菜

■チリ産すずきのローストとホワイトビーンのロブスターシチュー

チリ産すずきのロースト、魚のヴルーテソースが味わい深いホワイトビーンのロブスターシチュー、アスパラガス

■サマカ・ハッラ スチームポテトとほうれん草

アラブ風香辛料で焼いたナイルパーチ、蒸したジャガイモのパセリ和え、ベイビースピナッチ、松の実

■青菜入り海鮮麺

上質な中華スープにビーフン麺、茹でた海老、マトウダイ、ホタテ、葉野菜、グリーンチリが入った海鮮スープ麺

■ナスのラビオリ トマトソースと季節のお野菜

ナスの詰まった自家製ラビオリ トマトソース、ガーリックとローズマリーでソテーしたグリーンイエローズッキーニ

■野菜のタンドーリローストの串焼きとマッシュルームピラフとダール

味わい豊かなタンドーリスパイスでマリネしたロースト野菜の串焼き マッカニーソース、にんじん、マッシュルームピラフ、ダール、ローストしたパパド 

以上、定番の牛のステーキのほか、豚、鳥、魚と個人の好みや趣向に合わせて事前に選択することができます。 

シンガポール・ガール

同社の女性客室乗務員はシンガポール・ガールと呼ばれており、シンガポール航空のやさしいなおもてなしの象徴とされています。特徴的なバティック柄のサロンケバヤに身を包んでいるそうです。アジアのエスニックな制服はタイ国際航空やマレーシア航空、ベトナム航空でも見られますが、アジアの航空会社としては一番先にイメージする制服であります。

上記動画は新しいセーフティビデオでシンガポール・ガールが説明しています。 

ビジネスクラス搭乗記

ドバイ空港ゲート

ビジネスクラスシート

ビジネスクラスシート

今回は、ボーイング777-300ERであり、改装が施された「Newビジネスクラスシート」でした。大型機ボーイング777-300ERに1-2-1配列で設置されたシートはとても質感があり、これがビジネスクラスなのかと言う程ゆったり、かつ豪華な空間です。

シート配列

シートは12Aで搭乗する2番目のドアより前にあります。この空間にはビジネスは3列しかないので、ファーストクラスまでとはいきませんが、限られた空間を感じることができます。

コントローラー
電源

各シートには電源がついており、ユニバーサルタイプのコンセントであり、日本のプラグでもアダプタ不要で利用できます。このほかUSBのデータと充電用のポートもあります。また、パソコンなどの画面を外部に接続するためのHDMIポートもあります。ベッドフォンはノイズキャンセル付きです。

モニター
シートコントローラー

とにかくスペースに余裕があります。シートモニターは18インチのワイドHD液晶であり、横になりながら映画を鑑賞しても十分な迫力が得られます。

ヘッドホン
セーフティカード

アメニティについては、長距離便ではないため、配布されたものはありませんでしたが、靴下とスリッパが事前に座席に置かれていました。靴を入れておく下駄箱のような場所も確保されています。

下駄箱
アメニティ

機内インターネットに関しても利用可能です。プロバイダがOn Airです。今回は利用しませんでした。サイドポケットには機内食のメニューも既にあります。 

機内wifi
サイドポケット

シンガポール航空らしいおもてなし

新聞

座席に着席すると日経新聞の存在に気づきます。事前に日本人であることを把握し、日本語の新聞を事前にシートに置くなど、おもてなしが感じられます。もちろん、英語やほかの雑誌が必要かどうかも聞いてくれます。

シャンパン

ウェルカムドリンクはスパークリングワインではなくシャンパンです。プラスチックではなく、ガラスの機内専用と思われるシャンパングラスで提供されます。 

離陸

離陸

3日前に大西洋横断で世話になったエアカナダのボーイング787-8型機が駐機しています。ドバイからトロントまでは7,000マイル弱であり、これからロングフライトをするのでしょう。

エアカナダ

ドバイの夜景

ドバイの夜景

今回は進行方向左側の窓側席を確保できました。離陸後はいったん海に出でて、左側にターンをしました。これにより、ブルジュ・ハリファを含めた夜景を完璧に見ることができました。ヘリコプターで遊覧飛行をするのに匹敵する体験と言えます。  

機内食

安定飛行に入ると夕食となります。機内は睡眠を誘引しやすいようにするためか、夕焼けのようなカラーの照明となります。

夕食

サテ

まず、サテからスタートします。サテはマレーシア航空でも提供されていますが、東南アジアでは一般なのでしょうか。

サラダ
ガーリックトースト

サラダについては、生野菜をただ提供するだけでなく、ダイス状にカットしており、こだわっています。

メインコース

メインコースについて、大体はビーフのステーキにしていますが、敢えてドバイ発ということで中東風の煮込みにしてみました。気圧の低い機内用にしっかりとした味付けがなされており、お酒がすすみます。デザートはアイスクリームとフルーツをいただきました。 

フルーツ
アイスクリーム

就寝

ベッド

ドバイとシンガポール間は遠く感じますが、距離としては3,633マイルであり、フライト時間としては7時間ほどです。食事を終え、たっぷりではありませんが眠ります。

眠る前にトイレに行くとトイレはビジネスクラス専用のカラーリングであり、アメニティもちきんとあります。マウスウォッシュや保湿系のクリームが設置されています。シンガポール航空のラウンジと共通のもののようです。

足元伸び伸び
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トイレに行っている間にシンガポール・ガールさんがベッドにしてくれます。シンガポール航空のビジネスクラスのシートは、短距離型を除いて、シート背もたれを前に倒すとフルフラットにすることができます。初めて搭乗した際に、シートコントローラーでフラットにならず、焦ったことがあり、結局お願いしてベッドにしてもらったことがありました。横になる時は進行方向にまっすぐ足を延ばすのではなく、対角線上に伸ばすことで2メートル以上の空間が確保されています。

朝食

クロワッサン
朝食フルーツ

「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」のサイクル1-2回繰り返したぐらいで目が覚めてしまい、座席を通常タイプに戻します。周囲はまだ寝ていますが、朝食を用意してくれます。朝食はフライト時間が短いためかシンプルです。フルーツとクロワッサンとなります。少し二日酔いのため、ジューシーなフルーツを一気に食べてしまうと、シンガポール・ガールさんがフルーツをもう一つ勧めてくれました。心を読まれていたのか、他の乗客が起きずに在庫が余っていたのかわかりませんが、ナイスタイミングでした。 

70周年記念

ベア

着陸まであと1時間ほどあり、少し退屈にしているとシンガポール・ガールさんがクマのぬいぐるみを持ってきてくれました。70周年記念ということでビジネスクラス搭乗客に配布しているようです。路線により配布するものは異なるようですが、時間を退屈させない演出に感じました。 

着陸

ルート

マレーシアとシンガポールの国境を超え、チャンギ空港に向けて降下を続けます。定刻通り着陸し、ターミナル3と勝手に想像しているとターミナル2のゲートへ到着となりました。ANA便の利用で慣れたターミナル2ですが、SQ便で到着するのはとても新鮮でした。

国境

最後に

航空各社はビジネスクラスに力を入れており、座席だけでなくサービスも向上していますが、かなり昔からサービスに定評のあるシンガポール航空は現在でも、スターアライアンスでは最強と言えます。ドバイ=シンガポール間は中東系フルサービスキャリアも就航しており、競争が激しいので力を入れているのかもしれません。今年はシンガポール航空は70周年ということで搭乗してみましたが、素晴らしいサービスで完璧と言えます。

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